朝日新聞VS安倍首相支持のジャーナリストの争いが泥沼化へ

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朝日新聞社が謝罪や訂正、賠償を求める申し入れをした『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社刊)の著者、小川榮太郎氏が回答書を公開した。

それはいきなりの大見出しで《朝日新聞よ、新聞社として恥を知りなさい。》から始まり、《法的構成が不可能な言い掛かりで一個人を恫喝》と、自らが不当な言い掛かりを付けられたと表明。その上で、《貴紙報道の実態と現実の森友加計事件の乖離を国民が知ること》と、朝日新聞の報道内容をねつ造だと断言するかのような文言を並べ、朝日新聞の指摘に対して回答をした。そして、《事実上安倍氏が直接且つ不正にこの両問題に関与している可能性はあり得ないというのが結論です。》と、安倍晋三首相の関与を否定。さらに朝日新聞への取材は意味をなさないとしている。

さらに、小川氏はツイッターへ朝日新聞を挑発した投稿をしている。

この小川氏の一連の行動に対して、安倍首相の支持者からは応援コメントが多く投稿されている。

《赤い朝日から日本と日本人更には自由を守りたい。応援します。》
《朝日新聞から「憲法(言論・表現の自由)」を守れ!》
《小川先生には、とことん朝日新聞を追い詰めてほしいと思います。朝日はテレビも含めて、捏造や偏向報道ばかりで、報道機関というより活動家集団になっていると思います。頑張ってください。応援しております。》

 

きな臭い小川氏と安倍首相の関係

しかし、小川氏の検証が信用に値するのかは別問題になる。それは小川氏と安倍首相との関係だ。小川氏はデビュー作『約束の日』という本が安倍首相の事務所によって4000部も東京都内の大型書店で購入されたことが分かっている。また、今回の本も自民党本部が5000部購入して都道府県連と所属の国会議員に送付されたことが写真週刊誌『フライデー』の取材で明らかにされた。

この一連の行動は小川氏と安倍首相との関係を正常な関係ではないとにおわせるのには十分だ。朝日新聞は《回答の内容は承服できません。今後の対応について、弊社で検討いたします。》としている。

いずれにせよ、攻防は法廷に持ち込まれることになりそうだ。

 

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