NHK「クロ現+」アラフォー特集で怒りが収まらない同世代

(C)Thomas M Perkins / Shutterstock

(C)Shutterstock

12月14日に放送された『クローズアップ現代+』(NHK)の『アラフォークライシス』特集が話題になっている。

番組では《アラフォー世代の給与だけがダウン。40代前半では、5年前に比べて2万円以上も下がっていた》と紹介された。それだけにとどまらず、35歳から44歳までのアラフォー世代の労働者およそ1500万人のうち、383万人が非正規雇用だったという。

こういった現象が起きている原因として、アラフォー世代が大学を卒業した時期がバブル崩壊後の“就職氷河期”で、正社員として新卒採用された人が少なかったこと。就職できても希望の職種ではないため転職をするも、給与が上がらず下がってしまった者が多いこと。会社に残っても上の世代が詰まっていてなかなか管理職のポストが空かずに出世が遅れていること。非正規雇用はずっと非正規雇用で働かないといけなくなり、スキルアップをする環境がなかったことなどが挙げられた。

そして、これから起きる問題として『7040問題』があると指摘。親は70代で年金頼み、子は40代になっても稼げず共倒れになると警鐘を鳴らした。

さらに女性の場合は《35歳から44歳の方で、非正規かつ、シングルの女性の数というのが、ここ10年余りで16万人から52万人と急増した》という。これは、女性の働き口だった事務職は非正規雇用へと置き変わったことが一因だからと分析されていた。

 

「人材を差別、排斥してきたことは取り上げないのか」

この番組を見た該当のアラフォー世代の人たちは、インターネット上で敏感に反応した。

《そりゃ新卒で正規雇用の枠がなく、中途の面接では「力不足ゆえに正社員になれなかったと言うべし」と言われてて、「何で正社員にならなかったの」と言われても、「バブルのお前と時代が違うからじゃボケ」と言うことは許されず、自己否定せざるを得ない時代背景やったから難しいよ。》
《団塊世代とバブル世代の無駄遣いで棄民にされ差別されてきた、これからもされるであろうアラフォー。これからは下の世代からの差別も受けるぞ。もう体力気力が持たないよ…》
《私はアラフォークライシスどんぴしゃの1977年生まれだけど、われわれの世代の感じている悲哀の一部は、幼少時代の豊かで温かく輝いていた時代の記憶と成人して以降の暗く陰鬱な世界のギャップにあるのだよな。80年代を思い起こし「あのころは良かったなぁ」と回想するたびにその思いは強くなる》
《クローズアップ現代をうちの派遣先の採用者方に見ていただきたい。派遣元の乗り換えを「長く働いてもらいたいための手段として、前向きに検討を」と打診されても、派遣法の3年満了の縛りから逃れるための狡い手としか思えん。派遣を人件費の調整弁として長年使ってきて今さら何を。》
《アラフォークライシス 20年ほど前に指摘されていた問題を、何をいまさら大げさに。就職氷河期世代はキャリアアップを見込めないというが、企業がこの年代というだけで、対象の人材を差別、排斥してきたことは取り上げないのか。》
《#クロ現 の #アラフォークライシス を見ていると、本当に人生って運だよなとしか思えないよね。100人いて座る席が50しかないんなら、どうやったって50は座れない。何が『人や環境のせいにしてはいけない』だ。人が作り出した社会の結果なんだから、人のせいってのも一因なんだよ。》

このように、嘆くような投稿が続出したのだ。

番組では東京都や横浜市が就職支援に乗り出した話や、国も助成金を付けたことも紹介されていたが、実際に経験したことから異論を唱える人も多い。

《#クロ現 #アラフォークライシス 超ど真ん中。半年前にこの番組やってたらな… 氷河期世代助成金、ハロワはこっちから言わないと教えてくれなかった。しかも色々規定があって適応されなかったり どこの就職支援もとにかくどっかの企業にネジ込めれば良いって感じで親身になんてなってくれないよ》
《当事者なのでそんな事ずっと思ってた 団塊ジュニアで就職氷河期 今さら厚労省があがいてもねえ 1番元気で稼げて税金納められる歳になっても昔の政府の政策のせいでこんな有様 人数多いからずっと競争して来た頑張り屋さんが多いのにホント不遇な世代なんですよ》

20年近く看過されてきたこの問題。改善の糸口があるようには思えない。

 

【画像】

(C)Thomas M Perkins / Shutterstock

【あわせて読みたい】

※ 加藤綾子「五輪キャスター就任」で不安視される羽生結弦の調整

※ 小倉智昭が松居一代へ「投げやりコメント」批判殺到

※ 離婚合意した松居一代が「まだセクシーだった」ころの傑作映画

※ 松居一代が離婚調停締結後「まだ戦う」と宣言した真意

※ ブルゾンちえみ活躍の裏にあった波田陽区の存在