『くりぃむしちゅー』大ピンチ? コンビの名物冠番組に超絶劣化疑惑…

くりぃむしちゅー 

くりぃむしちゅー (C)まいじつ 

プロ野球の日本シリーズ生中継により、後に控える番組の放送が遅れるという風物詩が、今年も各局で繰り広げられた。番組のファンからは一様に恨みつらみが相次いだが、意外にも全く怨嗟が上がらなかった番組がある。

それは、『くりぃむしちゅー』がMCを務めるバラエティー『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)だ。番組は時間帯移動や名称変更をしながら20年近く続いている人気コンテンツで、お笑いファンの間では特に高い視聴率を誇ってきた。

ところが10月23日、日本シリーズ第2戦の放送延長により、開始時間が100分遅れという異例の事態になった際のこと。これを惜しむ声は、ほとんど聞こえてこなかったのだ。

むしろ、繰り下げによって上田晋也が『Going! Sports&News』(日本テレビ系)と〝裏被り〟になったことを面白がる声が多発する始末。ネット上に散見されるのは

《くりぃむをコンビで出して、あんなつまらない番組作れるって逆に凄い》
《もうアイドルデート企画やめろ》
《歌のやつとかメシ紹介するやつとか酷かったからな》
《飯と買い物に逃げたらお笑いは終わりよ》

など、番組の劣化を指摘する声ばかり。

人気番組のはずが、一体なぜ放送繰り下げに悲鳴が上がらないのか。それは、ここ最近の番組づくりに問題があるようだ。

コアなファンは見切りをつけている?

「昨年からの時間帯昇格や1時間枠拡大は当初こそ歓迎されましたが、すぐに『面白くない企画を連発するようになった』とファンがそっぽを向いてしまったのです。メイン支持層はお笑い企画を見たいのですが、ここのところ、やる事はカラオケクイズや買い物ロケなど、ありきたりなバラエティー企画ばかり。過去に人気だった『ビンカン選手権』が復活した際も、以前とはクオリティーが違い、大不評でした。また、時間帯昇格と枠拡大に伴い、『乃木坂46』『櫻坂46』『ラストアイドル』『SixTONES』といった大衆ウケを狙ったキャスティングが増えたのも、お笑いファンとのミスマッチを生んでいるようです」(バラエティーライター)

一方、最新10月30日に放送された『型を破りたい相方たち』は久々のお笑い企画で〝当たり〟だったとして、

《やっとまともな企画や》
《おいでやすこが2人で歌い出したの笑い止まらんわ》
《こういうの出来るポテンシャルあるんやからもう少し頑張って欲しい》
《多くは望まないから昨日ぐらいのを最低限毎週やってくれ》

など、好評価を浴びている。

番組ファンが何を望んでいるかは一目瞭然だが…。大衆ウケするバラエティー路線に染まり、コアなファンの声を捨ててしまうのだろうか。

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