長澤まさみ『エルピス』エンディングに隠された意味は…「わかって鳥肌」

長澤まさみ 

長澤まさみ 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

SNSを中心に注目を集めている、長澤まさみ主演の連続ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)の第2話が10月31日に放送された。視聴者からは、この回のエンディングについて考察する声が相次いでいる。

スキャンダルによって左遷された元報道アナウンサー・浅川恵那(長澤)と、バラエティー番組の若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)らが、10代女性の連続殺人事件の冤罪疑惑を追う中で、1度は失った「自分の価値」を取り戻していく姿を描いた作品。

第2話では、恵那がチェリーこと大山さくら(三浦透子)の書きためた裁判記録をもとに、事件当日の松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の足取りを確認したところ、検察側の主張に違和感を覚える。

事件当日は、実はチェリーの誕生日。チェリーによると、松本は退勤後にスーパーマーケットでカレーの具材を購入し、近くのケーキ屋でイチゴのショートケーキ1つを買って帰宅。19時すぎに帰宅したチェリーに、おいしいカレーとケーキを振舞ってくれたという。

しかし検察側は、松本がケーキ屋に行った後、事件現場となった八頭尾山で女子中学生を殺害し、帰宅したと主張。恵那と岸本が検証してみると、カレーを10分で作らなくてはいけないかつ、ケーキが崩れしてしまうということが発覚する…。

「このドラマにはエンディング映像がついており、第2話のエンディングは、1ピース欠けたホールのイチゴショートケーキが映り、恵那が料理番組のようなキッチンスタジオで楽しそうにケーキを作るというものでした。しかしオーブンを開けると、真っ黒の塊とドロドロに溶けたイチゴが。また、テーブルの上に『10.24 株式会社パンドラ』と書かれたケーキの箱があり、その様子を暗い部屋から見ていたチェリーがケーキをじっと見つめる…という、なんとも不思議な映像でした」(芸能記者)

これだけでは全く意味がわからないが、本編と合わせると隠された意味が見えてくるという。

「本編の内容を暗喩しててすごい」

「第1話では、チェリーがケーキを見つめるのではなく、食べていたことから、この行動の変化にもなにか意味がありそうです。劇中、恵那は弁護士の木村卓(六角精児)に対して『自分があたかも真実のように伝えたことのなかに、本当の真実がどれほどあったのかと思うと…』と発言していることから、恵那が真実(おいしいケーキ)だと思っていたものは、実は全く異なるもの(真っ黒の塊)だったという、暗喩表現だと考えられます」(芸能ライター)

実際に、ネット上では今回のエンディング映像について、

《エンディングもメッセージ性が強いし、これは毎回変わるパターン?》
《1話はチェリーさんがショートケーキ食べていたのに、2話は手に持ち見つめている。毎週違うのかな?》
《エルピス、攻めてるなー。ほんと、箱の中は希望なのか災いなのか…見えてないことってたくさんある。エンディングのケーキの意味わかって鳥肌》
《エルピスのエンディングが本編の内容を暗喩しててすごい。綺麗な顔して作るケーキ(報道)は、実はカビの生えたグロテスクな産物で、それを無理やり飲み込みながら伝える浅川をテレビの前で見つめながら、綺麗で不味いケーキを食らうさくらちゃん》

などと、指摘する声が続出している。

果たして、エンディングに込められた意味とは…。

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