長澤まさみ『エルピス』視聴率は爆死状態も…“安倍政権”批判に拍手喝采

長澤まさみ 

長澤まさみ 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

10月31日、長澤まさみ主演のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)第2話が放送された。〝今期の覇権ドラマ〟と期待値が高く、SNSは大盛り上がりしているが、視聴率は苦戦しているようだ。

『エルピス』は、長澤の4年半ぶりの連ドラ主演作となる社会派エンターテインメント。

スキャンダルで落ち目となったアナウンサーと仲間たちが、10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った〝自分の価値〟を取り戻す姿を描いていく。

初回の世帯平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、何とも言えないスタートを切った同作。第2話は7.3%とさらに下げている。普通のドラマならそこまで悪くない数字だが、大作ドラマでこれはかなり厳しく、ぼぼ爆死状態という。

「長澤や鈴木亮平といった豪華キャストはもちろん、脚本家・演出家・劇中音楽家も超一流を揃えて盤石の布陣だったはずの『エルピス』。しかし、第1話がイマイチ盛り上がらず、地味なストーリーになっていました。じっくり盛り上げていこうという意図なのでしょうが、こんなやり方ではなかなか数字があがらない。ギャグシーンも入れていますが、別に面白くないし、演出が重すぎて素直に笑えない。政権批判的なシーンも蛇足に感じる。凝りすぎた結果、息苦しいドラマになっていますね」(芸能記者)

『PICU』からの流れがよくない?

数字はよくないが、視聴を続ける人たちからは

《2話目から本当に面白くなった》
《個人的には大変面白いドラマだと思ってます。内容も攻めているし》
《じわっと、安倍政権の嘘を暴いている。いいね、エルピス。 息を吐くように嘘をつくもんね自民党。今も》
《エルピス。物語で政権とか政治批判は、もちろんいっぱいしてくれて良いんやけど、その使い方がね、どうかって思うあってね、本筋がいいだけに…》
《このドラマは政権批判というよりも、テレビ局を舞台とした今の忖度しまくって腰の引けたマスコミ批判のドラマなんだろうな》

など好意的な声が多く寄せられている。

「現状は、前番組の月9『PICU 小児集中治療室』が視聴率9%をとっていて、『エルピス』が7%なので、『PICU』終わりにチャンネルを変えている視聴者が多いということ。『PICU』もストーリーが重いので、2時間ぶっ続けで暗いストーリーを見たくないという人が多いのかもしれません。『エルピス』をやるなら、月9はもっと軽いドラマにする方が良かったのでは」(同・記者)

視聴率の高いドラマが必ずしも良作とは限らない。しかし第3話でこれより下がることになると、さすがに厳しそうだ…。

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