モスバーガー“オタク媚びCM”で爆死…VTuberでは宣伝効果ナシ?

(C)yu_photo / Shutterstock 

アニメやVTuber、お笑い芸人とコラボしたCMを制作するも、ネット上で「スベっている」などと叩かれまくっている日清食品。この作風を丸パクリしたようなモスバーガーのCMが、日清食品同様に国民からそっぽを向かれている。

モスは今年2月にWEB限定CMとして、お笑いコンビ『トム・ブラウン』を起用した「『超合体漫才』篇」」をアップ。しかし、あまりにサムく、狙いが透けて見えた作風に、ネット上には

《共感性羞恥発症した》
《こんなクソみたいな動画作って給料貰えるんやな》
《センスが10年古い》
《ネットのノリをリアルで見た時の薄ら寒さを感じる 淫夢語録とかニンジャスレイヤーの台詞とかでリアル会話するやつを見た時のゾワゾワ感》

などの猛批判が巻き起こっていた。

「同CMは布川ひろきが分身したり、『変な動きします』と笑いどころがわざわざ表示されたりして、クソ薄らサムさが満載。また、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で『TOKIO』城島茂の心の声としてテロップ挿入された『素人は黙っとれ』や、栃木の魅力を聞かれ『ないんだなこれが!』と答えたDQNのコメントなど、ありとあらゆるネットミームがぶち込まれています。この徹頭徹尾ネットユーザーに媚びたネタには、〝狙いすぎ〟とドン引きする声が噴出しました」(サブカルライター)

だが、この悪評は全く響いていなかったようで、モスはまたもやネットに媚びたCMを制作したのだ。

オタクは鼻息荒く大興奮も…国民は興味なし

問題のCMは9月にWEB限定CMとしてアップされたもの。ホロライブ所属の星街すいせいなるVTuberとコラボした映像だ。CMでは星街すいせいが近未来風な夜の街を走っていくのだが、ただのアニメーションといったところで、全く商品のPRは見られない。

その作風からは、「コラボによってオタクを囲い込みたいだけで、商品PRなど二の次」という狙いが透けて見える。一応、最後の数秒は、申し訳程度に同社の月見フォカッチャを食べるシーンが挟まれるが、もはやCMというよりは、星街すいせいを見せたいだけのアニメに成り下がっている。

こうした飲食業にあるまじきPR方法に乗り出すほど、星街すいせいによるコラボ効果は高いのだろう…と思いきや、再生回数は2カ月弱で33万回で、オタクにしか届いていない様子だ。VTuber好きな熱心オタクは、

《モスのCMが可愛かった》
《CMのアニメーション綺麗》
《すいちゃーーーーーん!!!》
《いつ見てもやっぱりすげぇよこれ!!》
《これ最高なんよ》

など鼻息を荒くしているが、まともな国民は誰も興味すら示していないことが分かる。はっきり言えば、オタクに媚びた結果、ひっそりと爆死してしまったのだ。

そもそも、実写ではなくアニメ絵を使うなど、食欲を喚起する意志が全く感じられない。まともに商品をPRする気はないのだろうか…。

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