『日向坂46』新曲シングル伸び悩み…グループが抱えるジレンマと課題点

日向坂46 

日向坂46 (C)まいじつ

10月26日、アイドルグループ『日向坂46』が8枚目のシングル『月と星が踊るMidnight』をリリース。8作連続でシングル1位という快挙を成し遂げたものの、過去にリリースした楽曲と比較すると売り上げが思わしくないようだ。

「月と星が踊るMidnight」でセンターを務めるのは、1期生の齊藤京子。彼女にとって今回が初の表題曲センターとなる。11月7日付の『オリコン週間シングルランキング』(集計期間:10月24日~10月30日)では、初週売上は42.9万枚を記録し、初登場1位に輝いた。

順風満帆なようにも思えるが、彼女たちにピンチが訪れているという。

「今回も自己最高の初週売上55.8万枚を記録した『ソンナコトナイヨ』には届きませんでした。この曲がリリースされたのはコロナ禍直前の2020年2月で、続く5枚目のシングル『君しか勝たん』の売り上げは初週48.6万枚にとどまっています。さらにその約1カ月後には、グループの絶対的エース・小坂菜緒が休養を発表。7枚目シングル『僕なんか』でセンターに返り咲くものの、初週売り上げは44.2万枚。徐々に売り上げが右肩下がりになっているため、ファンもCD売り上げには敏感に反応しています」(アイドルライター)

4期生が売り上げ回復のカギ?

減少傾向にある売り上げの要因には、メンバーの相次ぐ卒業・休養が関係しているとの噂もあるようだ。

「2期生として加入し、グループを支えてきた渡邉美穂が、今年4月に卒業を発表。6月に彼女の卒業セレモニーが行われたのも束の間、今度は同じく2期生の宮田愛萌が卒業を発表しました。その翌日には、1期生・潮紗理菜が左肩の痛みが原因で休養を発表。センター経験者の小坂や佐々木美玲をはじめとして、富田鈴花や松田好花といったメンバーも休養を取っていた時期があり、ここ最近は常に誰かしらが欠けている状態が続いています」(同・ライター)

その一方で、今年9月から4期生12名の加入が発表され、その活躍が期待されている。しかし、新メンバー加入はグループにとって毒にも薬にもなる可能性があるという。

「4期生の加入に伴い、今まで『日向坂46』が貫いてきた〝メンバー全員選抜〟が終わることを不安視するファンも多くいます。他の坂道グループ『乃木坂46』と『櫻坂46』は選抜メンバーとアンダーメンバーに格差が生まれ、いわゆる〝干されメンメンバー〟も多い状況。これまで仲の良さをウリにしてきた『日向坂46』にとって全員選抜は必須でしたが、相次ぐメンバーの卒業&休養で、そうはいっていられない状況に。4期生の起用方法次第で、グループの方向性がガラッと変わる可能性もあります」(同)

休養メンバーがいるときは、テレビ番組やSNSなどで、そのメンバーを連想させるようなポーズを取ることでも有名な「日向坂46」。12名も加入した4期生が今後の活動のカギになるのは間違いないだろう。

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