羽生結弦も現役復帰か!? 煮え切らない“プロ転向”撤回のタイミング

羽生結弦 

羽生結弦 (C)Bukharev Oleg / Shutterstock

冬季五輪の金メダリストで、国民栄誉賞も受賞した羽生結弦が、現役復帰を真剣に考えているという。

羽生は今年7月に会見を開き、今後はフィギュアスケートの競技会に出ないと発言。「より高いところを目指す」「引退ではなくプロ転向」などと語り、物議を醸した。

「プロとしてアイスショーに専念。だから引退ではないというのです。でも、フィギュア選手の中には競技にも出て、ショーにも出る人はいくらでもいます。競技に出ずショーで見せるというのは、競い合いではない。選手ではないので、やはり引退だと思いますが…」(スポーツ紙記者)

羽生は今年の北京冬季五輪に出場。4回転アクセルに挑戦したものの、結果は4位に終わった。4回転アクセルは国際スケート連盟に認定されたが、惜しくも転倒。プロ転向によって、より完成度の高いジャンプを見せるようなことも会見で語っていた。

「今年9月、17歳の米国人選手、イリア・マリニンが公認大会で4回転アクセルを転倒なしで成功させました。そんな中で、羽生は今後、一体ナニを目指すのかという疑問も最近、出てきたわけです。競技を離れ、艶やかな滑りだけを見せたいというならば、それはただの羽生ファン向けでしょう」(同・記者)

羽生の事実上の引退には、もうひとつの説も出ている。フィギュアは採点競技であり、採点方法に不満。抗議のために引退すると書いた新聞もあった。

現役復帰の織田信成に触発され…!?

「採点競技は、どうしても審判員の微妙な感覚に左右されます。陸上競技のように、何秒で走ればいいというものでもない。仮に羽生が採点に不満があったなら、なおさら選手を続けて力の違いを見せるべきだと思います。彼のプロとしての方向性は、もはや不透明」(同)

バンクーバー五輪の男子シングルで銅メダルを獲得した高橋大輔は2014年に引退したが、18年に復帰。現在、アイスダンスの選手として活躍している。

また同じくバークーバー五輪に出場した織田信成は、13年に引退。先ごろ、自身のSNSを通じて現役に復帰することを明かし、大きな話題となった。

「もともと羽生は煮え切らない発言が目立つ。まだまだ十分にやれる年齢なのに、気力がないのか、ハッキリしない。プロ転向だから引退ではないというのは、解釈に無理もある。プロという言葉にこだわるならば、もう一度復帰して現役選手に勝ってみせるのもプロでしょう。同学年である大谷翔平は、野球界の常識を変えつつある。羽生は復帰したいが、転向会見で叩かれたので、撤回しづらくなったという話もあります」(同)

引退宣言後の今年8月にはYouTubeチャンネルを開設し、現在は75万人の登録者数を誇る。結局、なにをしたいのか聞きたいところだ。

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