川口春奈『silent』独特な“繰り返しセリフ”が不評「ちょっと狙い過ぎ」

川口春奈 

川口春奈 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

ツイッターの〝世界トレンド〟という無価値の指標でドヤ顔を繰り返し、フジテレビが「社会現象」だと自画自賛する、自称・社会現象ドラマ『silent』。

11月3日に放送された第5話では、これまで「泣ける!」と絶賛してきた視聴者からも不満が爆発。台詞回しの気持ち悪さを指摘する声が相次いでいる。

高校時代に佐倉想(目黒蓮)の声と紡ぐ言葉に惹かれた主人公・青羽紬(川口春奈)は、3年の時に彼と同じクラスになった。中学からの幼馴染である戸川湊斗(鈴鹿央士)の紹介もあり、2人は付き合うことに。

しかし大学進学というタイミングで、佐倉が一方的に別れを切り出す。それから8年、紬は湊斗との同棲をスタートさせようと考えている中、病気で耳が聞こえなくなった佐倉と再会する…。

「同作がウリにしているのが〝自然な〟台詞回し。ドラマ的ではない無駄の多い台詞回しが、『自然っぽい!』と好評を博していました。しかし、自然だったはずの台詞回しが、第5話にもなると逆に〝不自然〟と言われるように…。その理由は、ある言い回しを連発しているからです」(テレビ誌記者)

「あんなくどい会話する? 時間の無駄」

『silent』の特徴的な台詞回しは、セリフの反芻。簡単に言うと、相手が言ったことをオウム返ししたり、自分自身で繰り返したりすること。

例えば第5話では、「高3とき…」「高3?」「うん。 高3のとき」といった会話のほか、「あっ、他のやつ」「他のやつ」「で、その他のやつから…」や、「今、電話大丈夫?」「あ~駄目だね」「あっ駄目なの?」「今、こねたとこだから」「んっ? 何を?」「ひき肉なんかを、あの、ぐちゃぐちゃにしたとこで、これから猫さんの形に」「ああ、ハンバーグ? 作ってんの?」「作ってんの、作ってんの」といった具合。このような繰り返す会話が1話につき何回も出てくる。

この言い回しは次第に〝silent構文〟とも揶揄され、ネット上では

《相手の言った言葉を繰り返すやつ、ちょっとしつこくなってきた》
《リアリティを求めてああいう風に2回繰り返して言ったり、言い回しに癖付けたりしてるんだろうけど、途中からちょっとしつこくなって2人の会話にイライラしてしまった》
《silent面白いけど、なんかやっぱ観てるうちに、言葉をやたら繰り返したり所々のセリフがワッ! キモッ!ってなるな…》
《すごいリアリティ無さすぎてウザかった、あんなくどい会話する? 時間の無駄ぞ》
《ちょっと狙い過ぎて、ハズれてきた感がある。2人で同じセリフを言い合ったり、同じワードを繰り返すのが、ムリってなってきた》
《台詞オウム返しするのが気になって仕方ない》
《同じ語尾繰り返すやつメッッチャ無理なんだけど》
《あの描写リアルかな? あれで逆にドラマだなーってちょっと冷めちゃった》
《坂元裕二意識してる感じだけど全然違う、坂元はもっと自然なんだよな》

といった声があがっている。

これからもこの台詞回しを繰り返すのだろうか。繰り返すのかな。繰り返すだろう。

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