DJ松永“タブーネタ”で謝罪! クローズドな場所での発言も批判されるべき?

ヒップホップユニット『Creepy Nuts』が11月6日、早稲田大学の学園祭で開催されたライブ『AGESTOCK2022 in WASEDA ARENA~Creepy Nutsと創るHIPでHOPな早稲田祭~』に出演。DJ松永の発言が物議を醸し、謝罪する騒動に発展してしまった。

早稲田祭は来場者数が20万人を超える日本最大規模の学園祭。2019年11月に開催された『早稲田祭2019』以来、有観客でのアーティスト・ライヴは3年ぶりとなる。「Creepy Nuts」は過去にも早稲田祭に出演しており、松永は〝スーパーフリー〟ネタをたびたび口にし、ひんしゅくを買っていたが、今年も〝持ちネタ〟を披露してしまったようだ。

「問題になっているネタは、早稲田のインカレサークル『スーパーフリー』のメンバーが起こした事件のこと。1998年4月ごろから女子大生らへの性的暴行を常習的に行い、被害を受けた女性の数は数百人以上にのぼります。当時、主犯学生の名前が大々的に報道されましたが、現在は懲役を終えており、早稲田では完全に〝タブー視〟されています。松永にしてみればブラックジョークのつもりなのでしょうが、多くの学生が不快な思いをしたことでしょう」(週刊誌ライター)

「これ以上HIPHOP界腐らすな」

このライブに案の定、批判が集まり、

《またスーフリネタぶっこんできたか。もうDJ松永では笑えないしCreepy Nutsの曲を聴くのしんどい》
《以前からの持ちネタだけど、一生そこに留まり続けるっていう松永の意志表明なんだろうな。マジでダサい》
《松永がスーパーフリーを単なる面白ワードとして扱うの、中身を何も知らずに表面を弄るという意味ではジャパニーズHIPHOPを黒人の真似事だと笑ってた層と何も変わらないし、事の重大さに対する浅薄ぶりでは松永の方が遥かに酷いわ》
《ライブ行ったときめちゃくちゃ楽しかったのにもったいな。そういう考え方してる人なんだって思ったらしんどい》
《DJ松永、これ以上HIPHOP界腐らすなよ。ヒップホッパー自身が「HIPHOP界隈ダサイ」って言われる要因になってんの早く気づけやって思う》
《HIPHOP批判されるのめちゃくちゃ心外。スーパーフリー事件を笑いのネタにし続けることが「日本的なHIP HOP」ってことなんですか?》

といった大ブーイングが吹き荒れている。

批判の声を受け、松永は7日、自身のツイッターに謝罪文を投稿。《昨日の早稲田大学学園祭の公演中に発した自分の言葉で、大変に不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。自分の配慮の無さと考えの至らなさに深く反省しております。皆様と関係者各位に多大な迷惑をお掛けしたこと、お騒せしましたことに対し、心より深くお詫び申し上げます。二度とこのようなことが無いよう、肝に銘じます》と反省の意を示している。

昨今、今回の件や『吉野家』騒動のようなクローズドな場所での発言も、ネット上で拡散され、批判に晒されることが多い。もちろんDJ松永や「吉野家」の発言は不謹慎なのは間違いないが、行き過ぎたキャンセルカルチャーからは少し距離を取りたいところだ。

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