仲本工事、YOSHI以外にも…交通事故で亡くなった芸能人たち

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ここ最近、交通事故によって死亡する芸能人が相次いでいる。11月5日、歌手やモデルとして多彩な才能を発揮していたYOSHIさんが、交通事故によって19年という短すぎる生涯に幕を閉じ、悲しみの声が広がっている。

YOSHIさんは2019年、型にはまらず非凡な才能を発揮する16歳の天才少年として、突如メディアに登場。

「菅田将暉が大絶賛するセンスの塊」、13歳で『ルイ・ヴィトン』のディレクターに認められて海外モデルデビューを果たすなど、数々の伝説的エピソードを誇った。

年上にもタメ口を使うキャラであったことからアンチも根強く存在したが、10代での死亡という痛ましすぎる結果に、ネット上からも追悼が相次いだ。

10月19日には、『ザ・ドリフターズ』の仲本工事さんが、横浜市内で車にはねられてそのまま事故死。名コメディアンの死は世間を驚かせたが、横断禁止の道路を横断したことでの事故とあり、一部からは「同情できない」との反応も多く見られている。

80代と10代、対象的な若者と高齢者が相次いで事故死したことは、世間により一層の警戒を与える契機になったことだろう。他に芸能人の事故死で有名なのは、2013年の桜塚やっくんだろう。

警察に命を奪われた例まで…

やっくんは13年10月、バンドメンバーでライブのため移動中、運転するワンボックスカーが高速道路の中央分離帯に衝突。助けを求め、這いつくばるように路上に降りたところ、後続車にはねられたと推定されている。

死後には、ブログコメント欄に多くの追悼が寄せられたことが話題に。その期間の長さも異例で、9年が経つ今なお、連日のようにメッセージが書き込まれている。

痛ましい最期だったやっくんだが、最も悲痛な事故死を遂げたのは、俳優・コメディアンの萩原流行さんと断じていいだろう。

萩原さんは15年4月、オートバイを運転中に車にはねられ事故死。そのキッカケになったのは警視庁の護送車ということで、発生直後から「国家賠償請求にあたるのでは」と指摘されていた。

「実際に捜査が始まると、運転していた男性警部補は『譲ってくれるだろう』と強行し、萩原さんの進路を妨害していたことが判明。萩原さん側に過失はないと認定され、男性警部補と萩原さんを轢いた後続車の運転手は、自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で書類送検されました。本来は市民の安全を守る警察・公務員が命を奪ったという、何ともやりきれない事故です」(週刊誌記者)

交通事故はいつ自身が被害者・加害者になるか分からない。「自分だけは」とタカを括らず、誰しもが安全に努めることが求められるだろう。

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