映画『ONE PIECE』やはり“鬼滅超え”ならず…全米ランキングでも敗北

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今年8月に公開されて以降、順調に興行収入を伸ばしてきたアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』。ついに全米でも公開されたのだが、やはり『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を超えることはできなかったようだ。

国内映画ランキングで11週連続1位という快挙を成し遂げた「FILM RED」。公開から93日で観客動員数1300万人、興行収入180億円を突破し、11月7日には作者の尾田栄一郎が記念イラストを寄せた。

国内での人気が冷めやらぬ中、11月3、4日からはオーストラリアやブラジル、スペイン、アメリカなどで上映が始まった。『ONE PIECE』シリーズとしては最大規模である90以上の国と地域での公開だという。

『鬼滅の刃』はやっぱり凄かった!

「Box Office Essentialsが11月7日に発表した11月4日~11月6日付けの『全米映画ランキング』で『FILM RED』は、950万ドル(約13億8000万円)で初登場2位を飾りました。1位の『ブラックアダム』とは倍近くの興行収入の差がありますが、かなり健闘したと言えるでしょう。しかし初登場週で1950万ドル(現在のレートで約28億3000万円)を突破した『無限列車編』に比べると、その差は歴然です」(映画ライター)

国内での人気は凄まじいものの、アメリカでの評価はそこそこだった「FILM RED」。熱心なファンからは、

《毎週全米の映画興収ランキングを見てるんだけど、今週ワンピは2位か…。肝心の興収が1千万ドル未満で、鬼滅やヒロアカに比べると寂しい結果だな、と思ったり思わなかったり》
《やっぱり数字としてはちょっと低いな。隙間を縫って順位獲得した感じだろうな。まあ、日本のアニメが全米拡大してランキングで2位を取ることはすごいと思うけどね!》
《鬼滅と呪術はそれなりに全米でも興収獲得してたんだけどな。でもあっちはコロナ禍真っ只中&原作ベースの話ということで、異例と見るべきか…》

などのコメントが上がっていた。

国内ではさまざまな特典がもらえることで有名な「FILM RED」。11月12日からは第8弾入場者プレゼントとして「スペシャルシャンクス104巻掛け替えカバー」の配布が決定している。アメリカでは特典をエサにしなかったのだろうか…。

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