『スッキリ』北海道のローカル遊び“大根抜き”特集が波紋「聞いたことない」

錦鯉 

錦鯉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

11月9日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で紹介された北海道のローカル遊びが、全国の視聴者に衝撃を与えている。

番組が紹介したのは、北海道で子どもの時によく遊ばれるという「大根抜き」。これは、腕を組んだ子どもを大根に見立て、身体を引っ張って抜いていく遊びだ。

ルールは最後まで離さず腕を組めた者が勝ちというもので、この日VTR出演した北海道出身の『錦鯉』長谷川雅紀も、幼少期によく遊んだという。長谷川はその思い出や遊び方を振り返り、テロップでもイラストで説明が表示された。

ネット上にも、北海道出身と思われる視聴者を中心に

《大根抜きめっちゃやったなー…》
《小学生の頃やってた》
《千葉でもやった!》
《ズボン脱げそうになっても靴脱げてもやり続けた思い出》

など懐かしむ反応が見られた。

道民かそれ以外で分かれた反応

しかし、同じく北海道出身で長谷川と世代も近いMC・加藤浩次はあまりピンときておらず、道民以外の視聴者からも

《大根抜きゲームなんて聞いたこともない》
《ローカルっぽいね》
《どうも道外ではかなりマイナーっぽい》
《大根抜きとかいうローカル遊びの話で盛り上がってる道民の皆さん》

といった反応が。また、これが定番だった北海道出身者は

《え、北海道だけなの?》
《えっ、ローカル遊びだったの…》
《全国的な遊びじゃないのか》
《え!!! みんな子どもの頃やってないの!? 衝撃》

など驚きをあらわにし、一時ツイッターのトレンド入りをするほど話題になったのだった。

「北海道はもともとアイヌが住む地域で、今の感覚で言うと外国。言語や生活など、あらゆる面で独自の文化を育んできました。それを武力で組み込んだのが明治政府で、沖縄同様、もともと別の国だったものを無理矢理併合。1871年には、和人式の姓名を強要された他、耳輪、入れ墨といった独自の風俗も禁止。肥沃な土地は『保護』の名の下に、明治政府に次々と奪われてきたと言われています」(文化風俗研究家)

全国的にはマイナー風習があるのも、こうした歴史が背景にあるのだろうか…。

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