ミスチル桜井、矢沢永吉も…実は子どもが“芸能界入り”しているスターたち

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他人の目には〝ポンコツ〟にも見える我が子を世に出すのは、権力を握る政治家たちの常套手段。だが、こうした不公平は政界のみならず、芸能界でも平然と行われているようだ。

音楽で社会や政治に物申してきた『Mr.Children』の桜井和寿は、意外にも息子・櫻井海音が芸能界デビューしている。

海音は父親同様バンドで音楽活動をする傍ら、2020年には朝ドラ『エール』(NHK)で俳優デビュー。

元妻ではなく、不倫の末に結婚した現在の妻で元タレント・吉野美佳との息子とあって、〝親の七光り〟ならぬ〝両親の十四光り〟を利用している形だ。

同じく音楽業界では、レジェンド歌手の矢沢永吉も長女・矢沢洋子をデビューさせている。

洋子は歌手や舞台で幅広く活動し、10年以上にわたりラジオパーソナリティーを担当。世間的には売れていないが仕事が途切れていない辺り、いかに親のネームバリューに助けられているかを知ることができる。

2世で特に話題になったのは、今夏のドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)だろう。同作品には、〝親が大物〟な役者が多く出演していたと、密かに話題になっていた。

芸能界・アニメ界も「親ガチャ」で人生決定

同作には藤岡弘、の息子・藤岡真威人のほか、時任三郎の息子・時任勇気が出演。

第2部にはプロ野球『福岡ソフトバンクホークス』元監督・工藤公康氏の息子である工藤阿須加も出演しており、足したら何光りになるのかというほど、ピッカピカに威光を光らせたドラマとなった。

エンタメという広い括りでいえば、アニメ界にも、親の力で飯を食う寄生虫が存在する。

「日本アニメ界の巨匠である宮崎駿の息子・宮崎吾朗は、その最たる例でしょう。彼は『スタジオジブリ』というヒット確実のブランドを背負いながら、『ゲド戦記』『アーニャと魔女』など駄作を連発。経営を傾かせる典型的なダメ2世で、彼に世襲を許した駿も駿です。中日ドラゴンズ元監督・落合博満氏の息子で声優の落合福嗣は、自らオーディションを勝ち抜いて今の地位にいますから、吾朗は福嗣以下のボンボンと言えるでしょう」(アニメ関係者)

芸能界・アニメ界まで〝家業〟に汚染されるとは…。新しい分野が発展せず、エンタメそのものが衰退するわけだ。

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