お茶の間凍る!『ベストヒット歌謡祭』選曲に不穏な空気…「不謹慎」

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11月10日放送の『ベストヒット歌謡祭2022』(日本テレビ系)で、いわくつきの歌が流れ、視聴者から違和感を訴える声が続出している。

3人組グループ『THE BEAT GARDEN』は、8月4日にリリースしてから1カ月で配信チャート22冠を獲得した楽曲『Start Over』を披露した。

この曲は韓国人歌手・Gahoの『はじまり/Start』を日本語でカバーしたもの。「THE BEAT GARDEN」は東京の夜景をバックに映したセットで、迫力あるステージを披露した。

3人がパフォーマンスする前、番組はドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)主題歌となった同楽曲の概要を紹介。『Netflix』の人気ドラマ『梨泰院クラス』の名シーンを取り上げた。

『梨泰院クラス』主題歌のカバーが…

主人公・セロイの学生時代や、刑務所で腕立て伏せをするシーンのほか、ヒロイン・イソの姿、セロイが営む飲食店「タンバム」内での店員のやりとりなどが流れた。

CMを挟み、「THE BEAT GARDEN」が曲を披露したが、梨泰院といえば10月29日に雑踏事故が起こり、156人が死亡する惨事があったばかりだ。

CM前に梨泰院の街並みが映るシーンはほぼ皆無ではあった。ただ事故から2週間程度しか経過していないこの時期に同曲を流しても大丈夫なのか、と視聴者は指摘。被害者感情を考えると放送すべきでなかったのではと疑問を呈している。

《ハロウィンので日本人も死んでるのに、梨泰院クラスのカバー曲流すベストヒット歌謡祭のプロデューサー不謹慎、無神経》
《梨泰院って、今NGワードじゃないの? 事故った直後じゃないんだから、編集考える時間あったろ》
《ついこないだあんな悲惨な事故があったのに梨泰院クラスの曲放送する神経がわからん》
《あんな歴史的大惨事に起因した「梨泰院クラス」を取り上げたベストヒット歌謡祭2022 コンプライアンス的にどうかと思う》

事故を風化させないために、関連する楽曲をあえて流すこともある。「梨泰院クラス」は今後、雑踏事故の痛ましい記憶とともに語られていくのだろうか。

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