『すずめの戸締まり』とリュウグウノツカイに関連性? 水揚げ後に地震が発生…

(C)YanLev / Shutterstock

幻の深海魚といわれるリュウグウノツカイが11月11日に富山湾で水揚げされ、オカルトマニアの間で大地震の発生を心配する声が広がっている。

リュウグウノツカイは赤いひれをもつ深海魚。全身が分厚いゼラチン質で覆われており、底引き網で深海から引き揚げると柔らかい体表が傷ついてしまうため、生きた姿を目にできる機会はごく稀。富山湾では1962年からの60年間で、これまで2例しか確認されていないようだ。

「2011年3月11日の東日本大震災の際には、発生の7日前に茨城県・下津海岸に54頭のクジラが座礁しているのが見つかっています。また、地震発生前の1年間には、十数匹のリュウグウノツカイが見つかり、当時、地震との関連を疑う声が相次ぎました。富山湾では2019年に定置網にかかったリュウグウノツカイ2匹も見つかっています。実際、2007年の新潟県中越沖地震の際には、深海魚が打ち上げられていたことがありました(オカルトライター)

『すずめの戸締まり』のミミズと関係?

もちろん科学的な根拠はないのだが、オカルトマニアの間では、

《リュウグウノツカイが捕獲されただと。大きな地震が起きなければいいが…》
《地震とか自然災害が起こらなけりゃいいけど…》
《これ地震の前兆でしょ。最近地震が多いからマジで心配してる》
《富山の地震、多すぎる。もはや嫌な予感しかないんだが…》

などと、地震の発生を懸念する声が相次いでいた。

そして14日の17時ごろ、三重県南東沖を震源とする地震が発生。地震の規模はM6.1で、震源から少し離れた関東や東北南部で震度4~3の揺れが観測された…。

「今回のリュウグウノツカイと三重県沖の地震を、深海魚が水揚げされた11日公開の新海誠監督による最新アニメ映画『すずめの戸締まり』と紐づける人も見受けられます。『すずめの戸締まり』は、震災がテーマの映画となっており、地震の元凶となる『ミミズ』が登場。映画の鑑賞者からは《ミミズは「地龍」「地竜」って書くんだよね。そうなると、リュウノツガイの仲間ってことにならんか?》《地震の前兆と言われているものの一つがまさにミミズだしな。リュウグウノツカイと共通点ありそう》といった声もあり、『ミミズ』はリュウグウノツカイが元ネタなのではないか、という声も見受けられます」(同・ライター)

今回見つかったリュウグウノツカイは、タテガミのような背びれをゆらゆら揺らしながら生け簀の中を泳いでいたというが、その後間もなくして、死んでしまったという。

リュウグウノツカイと地震の関連性は不透明だが、キチンと防災対策を見直し、大きな地震に備える準備を整えておきたいところだ。

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