長澤まさみ『エルピス』視聴率下降が止まらない…見逃し配信が効果薄なワケ

長澤まさみ 

長澤まさみ 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優・長澤まさみ主演のドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(フジテレビ系)第5話が11月21日に放送された。

今期の目玉的な作品であったが、視聴率は下がる一方でついに5%台に突入。一体、何が原因でここまでコケてしまったのだろうか。

「エルピス」は、スキャンダルで落ち目となったアナウンサー・浅川恵那(長澤)が主人公。

10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追うというストーリーで、実在する複数の冤罪事件を元にしたオリジナルドラマだ。

初回の世帯平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、何とも言えないスタートを切った同作。

その後、第2話7.3%、第3話6.3%、第4話6.9%、第5話5.8%と下がり続け、危険水域に突入している。

「視聴率とは裏腹に『エルピス』の評判はかなり高く、今期ナンバーワンと支持する声が後を絶ちません。実際、他のドラマよりかなり作り込まれていて、毎週かなりの見ごたえがあります」(芸能記者)

しかし、それだけ口コミ評が良ければ、数字は上がりそうなもの。なぜ下落の一途をたどっているのか。

どの界隈でも人気がない『エルピス』

「まず、1つの冤罪事件をずっと追い続けるストーリーで、なおかつ複雑な設定なので、途中から見てもなにがなんだかわからない。これでは『評判が良いので見てみよう』と思った視聴者を遠ざけてしまいますね。また、濃厚なラブシーンが多いので、お茶の間で観づらい。結果、スマホやパソコンでの1人視聴向きになってしまい、視聴率に繋がらない」(同・記者)

見逃し無料配信動画サービス『TVer』では、スペシャルダイジェスト版を配信しているようだが、これもあまり効果がないもよう。

「『TVer』の『エルピス』お気に入り登録者数は約59万人。一方で、今期の覇権ドラマ『silent』(フジテレビ系)は約232万人。そのほか『クロサギ』(TBS系)93万人、『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)84万人、『アトムの童』(TBS系)66万人となっています。つまり、『エルピス』は別に見逃し配信界隈でも、特に際立って人気があるわけではありません」(同)

このまま『エルピス』は、信者だけが絶賛するドラマとして終わってしまうのだろうか…。

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