「幻の富士山」が現れた神宮外苑でダイヤモンド富士が眺望できる2月×日

「東京のど真ん中の神宮外苑です。富士山を望めるのは絵画館前の西側となりますが、山手線の内側であれだけくっきりと見えるのはここぐらいなものです」(尾﨑さん)

尾﨑さんによれば、山手線内の路上から富士山を確認できるのは5カ所ほどで、富士見坂も文京区の1カ所のみだという。それだけにこの外苑富士は貴重な存在といえるが、発見は東京五輪がらみだった。

2020年東京五輪メーンスタジアムの新国立競技場建設が揉めに揉めたのは周知の通り。前回1964年の聖地だった旧競技場は昨年夏に解体された。その後、皮肉なことに更地となったその跡地で富士山が望めるようになったのだ。

「ですから、幻だったんですが、もともと外苑周辺は富士見ゆかりの場所でもあり、千駄ヶ谷の鳩森八幡神社には江戸時代の富士塚も残っていますし、葛飾北斎も『冨嶽三十六景』で2枚(青山圓座枩・隠田の水車)も描いています。いまでも代々木公園や代々木体育館からは見えるので、外苑から代々木公園・渋谷は絶好の富士見通りでもあるんです」(尾﨑さん)

外苑富士はアクセスもよく、富士山ファンが連日押しかけている。そして、2月になれば、富士山からのビッグプレゼントがあるという。