『ジョブチューン』ついに打ち切り…? 炎上&中傷連発で存続の危機

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企業努力で生み出された商品を一流料理人たちが酷評し、その様子が視聴者からの反感をたびたび買っているバラエティー番組『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)が11月26日に放送された。

今回は『ロイヤルホスト』のパンケーキがターゲットになり、利用者から反発の声が続出。度重なる炎上で、番組の打ち切りも囁かれているようだ。

今回は「ロイホ」の商品を10品ジャッジ。累計2600万食を売り上げた『黒×黒ハンバーグ』や、昭和40年代から受け継がれている『ビーフジャワカレー』などをジャッジしていた。

10品中7品が合格になったのだが、問題となったのはシンプルな味わいが人気のパンケーキだ。

このパンケーキは老若男女問わず愛されるロングセラー商品だが、審査員たちは、なんと7人中6人が不合格判定に。「ケミカルな香料の香りがする」「古い形にとらわれている」などと酷評していた。

とりわけ注目を浴びてしまったのが、とある若手シェフだ。このシェフは「家のフライパンでも焼ける」「焼き色にこだわりすぎている」などと発言。

「ロイホ」はファミレスの中でもワンランク上のクオリティーで料理を提供し、多くのファンを抱えていることから、放送後、そのシェフのお店のインスタグラムに批判が殺到。Googleの口コミが荒らされるなどの事態に陥った。

バラエティー番組である限り、ある程度の台本はあるのだろうが、「ジョブチューン」の場合、視聴者からの評価は下がる一方だ。

記憶に新しいのが、〝和風ツナマヨネーズおにぎり〟の炎上だろう。

ツナマヨ炎上から何も学ばない番組

1月1日に同番組は、コンビニ大手3社『セブン-イレブン』『ファミリーマート』『ローソン』のイチオシ商品を、一流料理人7名と一流スイーツ職人7名がジャッジする企画を放送。

「ファミリーマート」の『和風ツナマヨネーズおにぎり』をジャッジする場面で、とある一流シェフは、封を開けた瞬間に一口も食べずに商品を皿に置いてしまう。

コンビニの開発担当者に促され、しぶしぶ口にしたものの、ビジュアルにも厳しい指摘を繰り出していた。

この言動で、シェフのお店の口コミ評価が大荒れ。納得いかない視聴者が、店のレビューにテレビの鬱憤をぶちまけてしまったのだ。

10月15日の放送回では、大手宅配ピザチェーン『ピザハット』の企画を放送。人気第3位の『ピザハット・マルゲリータ』のジャッジでは、世界の頂点を獲ったシェフたちから、辛口コメントが飛び交った。

なかでも、「これを〝マルゲリータ〟と売られては困るんですよ」と怒りをにじませた牧島昭成氏に対して、視聴者たちから抗議の声が多数寄せられた。

番組では、酷評を下した審査員のシェフと勘違いされた、無関係のシェフの店が誹謗中傷を受ける被害も発生している。

審査員のシェフと視聴者、どちらにメリットがないジャッジ対決。今後も誹謗中傷合戦が繰り広げられるようであれば、番組打ち切りも現実的になってくるだろう。

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