見取り図『M-1』ラストイヤーに事故連発…「想像以上」「伝説すぎる」

(C)Dean Drobot / Shutterstock

漫才師ナンバーワンを決めるお笑い賞レース『M-1グランプリ』。今年の大会は準々決勝で大きな波乱が起き、大会常連で今年がラストイヤーだった『見取り図』がまさかの敗退をした。

『M-1』の舞台での〝見取り図の最後の一言〟が、大きな話題になっている。

〝優勝候補不在〟といわれる中で始まった今年の「M-1」。賞レースの常連や、テレビで活躍する売れっ子が続々と敗退していく中、準々決勝では見取り図をはじめ、『インディアンス』『ランジャタイ』『モグライダー』など、決勝に進出したことがあるコンビが夢破れた。

ネット上では実力派コンビの相次ぐ敗退を受け、審査員を批判する声が相次ぐことに。

これを受けて2020年の王者『マヂカルラブリー』野田クリスタルは、自身のラジオ番組で「何で落ちたんとか、見ずに言うのマジやめようぜ」と、加熱するお笑いファンに苦言。

あくまで「現場でウケた順」に芸人たちが勝ち上がっていったと指摘した。

そんな中、「M-1」公式のYouTubeチャンネルは、11月26日に準々決勝の様子をアップ。見取り図の〝M-1ラスト〟となった漫才が注目を集めた。

「見取り図盛山、吉本退社をつぼく希望」

冒頭、ツッコミの盛山晋太郎は「とある番組で、アイドルとマリオた、カー…、マリオカート対決をね」と盛大に噛んでしまう。

さらに中盤の盛り上がりどころでも盛山は「あいしょ…相席食堂みたいな」と、例えツッコミのワードを噛んでしまった。

そのほかにも、ちょくちょく甘噛みをするなど、かなり不安定な様子の盛山。

しかし最後にやらかしたのはボケのリリー。大オチで「見取り図盛山、吉本退社を強く希望」と喋る場面を、「見取り図盛山、吉本退社をつぼく希望」と完全に噛んでしまう。

これに盛山が「噛み過ぎやろ! もうええわ」とツッコんで漫才が終了。見取り図は2人ともやらかしたことに自分で笑いながら、お辞儀をするのだった。

ラストイヤーでとんでもなくグダってしまった見取り図。ネット上では

《めっちゃ本格派がラストイヤーでクソみたいな噛み方してるの斬新なおもろさで好き》
《見取り図の15年が「噛みすぎやろ!」で終わるの全ての伏線を回収している》
《「噛みすぎやろぉ!」で二人とも笑ってしまいながら終わるの好き》
《M-1でこんな満面の笑みで捌けてくコンビ見たことない》
《噛むに噛み切ってラストイヤー締めくくるのが見取り図らしくて最高!》
《どのくらい噛むのかなって思ってたら想像以上に噛んでたwww 最後のオチで壮大に噛むのおもろすぎ》
《ラストイヤーで「噛みすぎやろ」の締めは伝説すぎるw》
《盛山が要所要所噛んでて、オチでリリーで大噛みするの伏線回収されたみたいで無茶苦茶おもろい》

といった大反響となっている。

ある意味、本人たちが一番納得できる敗戦だったといえそうだ。

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