SLAM DUNK vs 大怪獣のあとしまつ! 今年ワースト映画の行方は…

『SLAM DUNK』新装再編版 1巻(井上雄彦/集英社) 画像:まいじつ

動画配信サービスの『Amazonプライム・ビデオ』が、12月から新たに配信される見放題コンテンツを多数発表。映画『TENET テネット』や、劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦0』などの人気タイトルが名を連ねた。

しかしその中に、今年2月に公開された映画『大怪獣のあとしまつ』の名前があり、注目を集めている。2022年ワースト映画と名高い「大怪獣のあとしまつ」だが、その座を脅かす映画が公開を控えているようだ。

「『Hey!Say!JUMP』の山田涼介が主演を務める『大怪獣のあとしまつ』は、巨大怪獣の死体処理を題材にしたストーリー。ドラマ『時効警察』シリーズの三木聡が監督・脚本を務めています。公開前は期待されていたのですが、いざ蓋を開けてみると、《今世紀3本の指に入る駄作》などと酷評の嵐を呼びました」(映画ライター)

内容もしかり、同映画が酷評されている理由は、宣伝の失敗を指摘する声も多い。

「膨大な予算をかけ、特撮好きを魅了する最新映像技術をウリにしていた同作ですが、実際の内容は緊迫感のない適当な設定や、ギャグシーンが詰まった映画でした。にもかかわらず、そういった要素を予告時点で出していなかったため、劇場で鑑賞した特撮ファンが激怒したのです」(同ライター)

商業的にも失敗に終わった「大怪獣のあとしまつ」だが、公開を目前にして同作を彷彿とさせる作品がある。

12月3日公開予定の『THE FIRST SLAM DUNK』だ。

広告プロモーションがド下手な2作

「THE FIRST SLAM DUNK」は、1990年から1996年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された、スポーツ漫画の金字塔『SLAM DUNK』の新作映画。

ビッグタイトルということで往年の漫画・アニメファンが期待を寄せていたが、作中の情報を出し渋ったうえ、ムビチケ発売後に声優一新をアナウンスしたことで炎上した。

情報解禁のタイミングをはじめとする、SNSでのプロモーションに失敗したことが期待薄の原因にあるようだ。

「THE FIRST SLAM DUNK」から「大怪獣のあとしまつ」の臭いを嗅ぎ取る人も多く、ネット上では

《大怪獣のあとしまつよりSLAM DUNKのあとしまつのほうが気になる》
《今年観た映画の中では大怪獣のあとしまつがぶっちぎり最下位だけど、期待値からのギャップという意味でスラムダンクがそれを上回ることを密かに期待》
《令和のデビルマンと評された大怪獣のあとしまつで始まり、実写デビルマンのプロデューサーがプロデュースするスラムダンクで終わる2022年》
《スラムダンク、怪物のあとしまつのようなにおいがぷんぷんするな 制作陣に作品愛がないといった点ではスラダンが下かな》
《大怪獣のあとしまつとの今年ワースト映画争いとか悲惨》
《スラダンの新作劇場版の広報仕方から酷評のあとしまつと同じ炎上商法臭なんよな…どちらも比較しようのないくらい駄作なんだろうな…》

といった予想が上がっている。

「THE FIRST SLAM DUNK」の監督・脚本を務める原作者の井上雄彦はキャラクターイラストをアップするなど、宣伝に余念がないが、公開後に評価が大荒れしないことを祈りたい…。

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