映画『君の名は。』はキモくなかった? 冤罪が判明した新海誠監督…

(C)Red Fox studio / Shutterstock 

11月28日放送の『クレイジージャーニー』(TBS系)に、新海誠監督の大ヒット映画『君の名は。』で知られる「口噛み酒」が登場した。

これによって、『君の名は。』を批判していたアンチの知識のなさが浮き彫りに。反省を促す声があがっている。

番組では、三ツ星レストラン出身のシェフ・太田哲雄氏による、南米ペルー・アマゾンの森を食べ歩くツアーに密着取材。

ワニや猿、ゾウムシの幼虫など、およそ日本ではなじみのない食材と、その食文化が発達した背景などが紹介された。

そんななか一行は、アンデスから丸3日移動した場所にあるアマゾンの先住民「シャウィ」が住む村へ。

到着するやいなや、ウェルカムドリンクのようなノリで、白くて濁った液体「口噛み酒」が配られた。

これは、女性がじゃがいもやとうもろこしなどの穀物を口で噛み砕き、そのまま壺に吐きだして、唾液によって自然発酵させたもの。しかも、今回は注いでくれた中年女性が作ったという。

日本人にはかなり抵抗がある製法だが、太田氏は「初めましての部族に対して、拒絶っていうのは明日がないですから。不信感を抱かせてはいけない」と説明。

ツアーに参加したある料理人は、その場では完飲するも、後日カメラの前で「ものすごいニオイなんですよね。もちろんそれも伝統だし、大切なものだというのは重々承知していただくんですが、やっぱりスゴイ香りと味わいがある…」と戸惑いを隠せない様子だった。

ずっと妄想・性癖だと思われていた新海誠

番組でかなりのインパクトを残した「口噛み酒」だが、実は「君の名は。」では、物語のなかでも重要なファクターとして登場。

先祖代々巫女の家系である主人公・宮水三葉が、神への捧げものとして造っていた。

「〝三葉が造った口噛み酒=三葉の半分〟と捉えられており、それを飲んだもう一人の主人公・立花瀧は、三葉の一部を取り入れたと解釈されます。『君の名は。』の物語を語る上で欠かせないアイテムかつ、伝統ある食文化ですが、映画公開当時から一部では〝新海誠の妄想物・性癖〟だとして気持ち悪がる人が続出。批判の声さえあがる始末でした」(芸能ライター)

今回番組で紹介された〝リアル口噛み酒〟に対し、ネット上では「実在したんだ!」と驚く声が多数あがることに。

そして、そんな声を受けて、

《口噛み酒が実在してるの知らないで、監督の癖だと思って批判してたやつもいたのか。知らないで喚いていたやつ、お前がアホなだけだぞ》
《君の名はで異常な口噛み酒批判あったけど、あれ新海誠が作ったっていう無知から来てたの普通に草》
《口噛み酒が実在することに驚いてるツイート出てきてこっちがびっくりした。 フィクションだと思ってる人多かったんやね》
《トレンドの口噛み酒、「実在したのか…新海誠の性癖かと思ってた」ってのがあって、 流石に新海誠に同情した》
《1つ謎が解けた。ずっと「君の名は」の口噛み酒を生理的に無理って言う人が結構な数いることが疑問だったけど、新海誠が独自に妄想して「口噛み酒」を作り出したと思ってる人がいるんだねー 確かにそう思ったら無理だわw》
《新海誠の妄想だと思ってる層が一定数いる衝撃 あれが妄想の産物だったらやばいよ…》

など、ずっと性癖だと勘違いされていた新海監督に同情の声が寄せられている。

かといって「口噛み酒」を飲みたいかと聞かれたら、困るところではあるだろう…。

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