ワールドカップのせいで“大手飲食店”にクレーム殺到…「電話もつながらない」

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連日熱戦が繰り広げられるサッカーワールドカップ・カタール大会の裏で、ある飲食チェーンが悲鳴を上げていると話題になっている。

ある飲食チェーンとは、国内デリバリーピザチェーン売上・店舗数No.1の「ドミノ・ピザ」だ。

「調理よりもTV観戦を優先したいほか、みんなで集まって観戦する際の食事にちょうどよいため、ニーズが高まり、大会中のピザ注文数が急増。特に、11月27日の日本対コスタリカ戦は、19時試合開始という絶妙な夕食時のため、全国でオーダーが多発しました」(フードアナリスト)

しかし、人手不足が叫ばれる昨今、ドミノ・ピザ側はこの需要に答えきれなかったようだ。

「同日夜、ネット上には『ドミノ・ピザの配達がまだ来ない』という書き込みが噴出。待ち時間のスクリーンショットを公開するユーザーも多かったのですが、朝の注文が10時間ほど経っても来ないという、壮絶な遅延が見られました。中には、試合が終わってから届き、『もういらない』というリアルな悲鳴も。ほとんどの人が代金引換ではなくデジタル決済での先払いで、キャンセルもできなかったようです」(WEBジャーナリスト)

オーダーしていない人々の間でも話題に

悲劇に見舞われたユーザーの体験談はたちまち話題になり、ネット上には

《ピザハットは早々とデリバリー締め切ってたな》
《配達30分前後ってなってたけど、1時間半待ってまだ来ない》
《昨日19時半くらいにドミノピザ頼めたから待ってたけど 来ないし連絡つかない…》
《電話もつながらなくて草》
《ピザーラ3時間待ちだったので20分待ちだったドミノピザ頼んだら2時間以上来ない。Twitterみたら同じような人ばかり》
《ウーバーもブラックアウトしてるわ》
《来ない人は他にもたくさんいたようで、3時間待ってるとかだそうで…》

といった反応が。ピザをオーダーしていない人々の間でも、語り継がれることとなった。

「この日は試合時間が夕食ど真ん中でしたし、製造・配達が追いつかないのも無理はないでしょう。しかし、これだけの需要は分かっていたことですから、こっそりストックして温め直すなり、注意書きを掲示するなり、シフトを臨時増員するなり、他社のように諦めて早々に打ち切るなりすれば良かったこと。見通しの甘さを責められても仕方ないですね。おもてなしの心に欠けた、さすが外国資本という大雑把さです」(前出・アナリスト)

日本人なら、そばの出前を食べながら日本を応援すべきなのだ。

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