日本で“サカハラ”が蔓延中? 連日のサッカー報道にウンザリ「ウザすぎる」

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カタールで行われているサッカーのFIFAワールドカップをめぐり、世間で〝サカハラ〟が深刻な問題となっている。

今に始まったことではないが、右に倣えで一つの話題に傾くのがこの国。メディアが連日にわたって何かを報道し、ネット上の話題もそれに連動して引きずられ、職場やSNSでも話題になるというスパイラルが形成されている。

現在、この対象になっているのは、間違いなくワールドカップだろう。

しかし、これがあまりにも行き過ぎているとして、うんざりしている国民も多いのだ。ネット上には、

《テレビもネットも話題はワールドカップばっかり。興味ない人にとってはサカハラだよね》
《メディアはサッカーW杯のことを過剰に取り上げすぎではないだろうか? 別にW杯に興味のない人もいるだろうし、一種のハラスメントでは》
《ゴゴスマ今日の放送は、ほぼサッカー。サッカーに興味のない人は置き去りの放送でした。これはもうサカハラといってもいい》
《職場でワールドカップの話題出してくるおじがウザすぎる サッカーの話してくるの大体おじ》
《我々サッカー狂人は全人類がワールドカップ観戦してると思ってるので、職場や学校で「昨日の試合見た?」という「サカハラ」をしてしまっているのです》
《球蹴りなんかの話題一色に染まる美しい国・ニッポン》

など、悲痛な叫びが続出している。

サッカーに興味がない奴は人間じゃない?

どうやら国民の多くは、内心ワールドカップをウザがっているようだ。職場と違って本音を言いやすいためか、心の声が漏れ出ている。

また、ワールドカップには他にも問題点が…。

「カタールではジャーナリストが投獄され、LGBTは犯罪者として扱われる〝闇〟があります。実際、ドイツ代表は日本代表との試合前、性的少数者を擁護するようなパフォーマンスをしていましたね。また、ワールドカップの競技場は移民の奴隷労働で建設し、過酷な環境下で1万人以上が死亡したとも言われています。これらは人権問題として国際的に非難が集まっていますが、放映権などでボロ儲けできるメディアやサッカー協会はダンマリ。2月の北京冬季五輪では、ウイグルの人権問題から五輪反対を叫ぶ勢力もいたのに、カタールはスルーというポジショントークを決め込んでいます」(ジャーナリスト)

人権に反する運動会に熱狂するなんて、ワールドカップに夢中な日本人は、それでも先進国の国民なのか…。

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