『アトムの童』ストーリー破綻…オダギリジョー“良い人設定”に「酷い脚本」

山﨑賢人 

山﨑賢人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

12月4日、山﨑賢人が主演を務める日曜劇場『アトムの童』(TBS系)第8話が放送された。

急に良い人設定になったオダギリジョーに視聴者からツッコミが殺到。「それはさすがに無理がある」とストーリーの矛盾を指摘されている。

主人公は「ゲーム業界のバンクシー」と称された、謎の天才ゲーム開発者・安積那由他(山﨑)。

友人らとともにゲームを作っていたが、大手IT企業「SAGAS」の興津晃彦(オダギリジョー)にゲームの権利を奪われてしまう。

そして「SAGAS」との交渉を担当していた友人の1人が、罪悪感から自殺…。那由他は興津にずっと恨みを抱いていた。

ドラマ中盤では、興津に一泡吹かせるようなシーンがあったが、興津はまたも、那由他が作ったゲームの権利を奪い取る。

那由他は二度、大事なモノを興津に奪われてしまったのだ。

そして第8話、那由他は興津から権利を返してもらうという条件で、「SAGAS」のゲーム作りに協力することに。

そんな中、興津は那由他に、なぜ自分が権利を奪い取りまくっているのかを明かした。

日本には優れた技術を持った中小企業が多くあるため、外資系のベンチャーに奪われないように、自らが権利を買収して〝守っている〟のだという。

「君達からしたら俺は、ゲームを奪った悪党なんだろう。理解されないことは分かってるよ」と、寂しさをのぞかせたのだった。

「どう言い繕っても友達の死の原因はこいつ」

「〝実は良い人だった〟設定の興津ですが、これは無理があります。那由他からゲームの権利を不当に奪ったのは事実ですし、那由他らから泣きつかれても、事情を話さずに徹底的に無視していた。他にも、妨害工作なども行っていたので、どう考えても悪人です」(芸能記者)

視聴者からも、この新設定には総ツッコミが寄せられている。

《相手を不幸にしてるのに、いい話なわけあるか》
《クレジットに入れずに乗っ取った理由にはならんよな》
《どう言い繕っても友達の死の原因はこいつやろ?》
《なにこれ、途中で脚本家変わってる?》
《会社ごと乗っといておいて何言ってんだ興津》
《しかし酷い脚本だな》
《今からいい人展開はよっぽどのエピソードぶっこまないと無理がある》
《頭のおかしい脚本を読んでるとこっちまで頭がおかしくなるな》

この展開に「そうだったんだ…!」と感動している視聴者など、いるのだろうか…。

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