森保一監督“最後”に無策…投入すべきだった「最後の1人」は?

森保一 

森保一 (C)RedCap / Shutterstock

サッカーワールドカップ・カタール大会で、ベスト16に終わった日本代表。12月6日のクロアチア戦で交代枠を1つ余し、PK戦に突入したことを不満に思う日本サポーターが続出している。

森保一監督は延長の最後の最後まで動かなかったが、本来もう一人投入すべき選手は誰だったのか。

クロアチア戦では後半、三笘薫らを投入したものの、サイド攻撃は不発。延長では大きなチャンスを生み出せず、最後はPK戦を受け入れるかのような戦いに終始してしまった。

そんな日本代表、本戦メンバーには前田大然、浅野拓磨とスピードタイプのFWをそろえていた。クロアチア戦では前田が先発し、後半から浅野を投入。

相手のパス回しを封じようとピッチを走り回ったが、特に延長に入るとなかなかボールが前線に収まらず、守勢に回った。

浅野は途中から入ったはいいものの、延長に入ると疲れが目立つように。ABEMAで解説を務めた本田圭佑も、途中出場した浅野を別のFWに代える選択肢もアリだと指摘していた。

だが森保監督は無策のままでPK戦に突入してしまった。ボールを失いがちだった終盤、チームに落ち着きをもたらす存在は誰だったのか。

大迫勇也が必要だったのではとの説も…

「登録メンバーには入っていませんでしたが…大迫勇也ですよ。全盛期の力はなく、所属するJ1神戸でも今季は途中出場が増えていましたが、ポストプレーでボールを収め、周りを生かす能力はまだまだ健在です」(サッカーライター)

登録メンバーで言えば、ポストプレーが得意なFWとして身長185センチの町野修斗も控えていた。だがJ1湘南でプレーする町野は代表キャップ数がわずか4だ。

負傷したDF中山雄太の代わりに招集された町野は世界での経験が乏しく、大詰めの展開で投入するには心もとなかったのも確かだが…。

「グループリーグ第2戦のコスタリカ戦では、身長182センチでフィジカルに優れる上田綺世が先発しましたがシュートは0本で、ボールが落ち着かない展開が続きました。大会を通して、前線でボールをキープできるFWが不在。周りを生かすプレーができる存在は必須でした。今さらですが、なぜ登録メンバーから外したのか…。逆に言うと、大迫のような選手が出てこないと4年後も厳しいとは思いますよ」(前出・同)

日本サポーターからも今になって「大迫が必要だった説」が相次いでいる。

《町野じゃなく大迫で良かったんじゃないかな…。そこに関しては個人的な感情が介入してたとしか思えない…》
《三笘と浅野を消されて日本は前進する術を失ってたんよな。こういう展開で大迫という攻撃の起点を用意してなかったのは失策》
《ワントップの選手不足が今後4年間の課題ですなー…大迫に代わる選手が出てこないと今後本当に辛そう》
《後半入った浅野、南野があれじゃあ勝てんわ 大迫のキープがあればなぁと見てて思った》
《あれだけ前で納められないと DF陣はきついよ》

川島永嗣、長友佑都、吉田麻也もいたが、最後の最後にもう一人のベテランの存在も必要だったのではないか。

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