子役出身タレントはみんな性格が良い!? 令和の芸能界で生まれた新常識

福原遥 

福原遥 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

現在放送中のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』でヒロインを務めている福原遥をはじめ、神木隆之介、志田未来、芦田愛菜、鈴木福、濱田龍臣、加藤清史郎、須賀健太、本田望結など、元子役のタレントが変わらず活躍している。

そして、彼ら彼女らに共通するのは、みんな「性格が良い」と評判な点だ。

「昔、よく芸能界で言われていたことは、子役としてブレークした芸能人は、大人になって性格がひん曲がるということ。代表的なタレントとして、坂上忍、内山信二などがよく上げられますね。ハリウッドでは、薬物中毒になっている元子役などもいます。若いうちからチヤホヤされるうえ、大金が入って親が様変わりしてしまうことが理由と言われています」(芸能記者)

しかし、冒頭であげた俳優たちは、みな性格が悪くない。それどころか、芸能界でも屈指の「良い子」と評判で、礼儀の正しさなども褒められている。

SNS文化が子役の性格を変えた?

「子どもの仕事環境の変化が大きいようです。昔は、子ども相手にかなり厳しく指導するスパルタ教育だったり、過剰なヨイショだったり、汚い芸能界の裏側を見せたり…が酷くて、子どもの性格を曲げてしまった。しかし今は、世間の目もあって、滅多なことはできない。子役は〝ピュア〟のままでいつづけられるのです。その結果、聖人のような元子役タレントが次々に誕生しています」(同・記者)

さらに、SNSの発展が、より子役の性格矯正に役立っているのだとか。

「今の子役たちは、小学生の頃からネット上でエゴサーチ。自ら、世間に求められる人物像になろうと努力をしているみたいです。また、口の悪いネット民も、さすがに子どものことをボロクソには叩かず、優しくイジッたりするだけにとどめているため、子役の性格がひん曲がらないのだとか」(同)

〝元子役は性格が悪い〟は完全に昔の話。これからは〝元子役は性格が良い〟が常識になりそうだ。

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