吉沢亮　画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

夏ドラマの連続大爆死と比べると、格段に見ごたえのあるドラマが揃っている秋ドラマ。優れた脚本が、俳優のポテンシャルを見事に引き出しているようだ。

そこで、秋ドラマで特に〝俳優の演技〟が上手いと話題になっている作品を紹介していこう。

まずは、月9ドラマ『PICU』（フジテレビ系）。同作では、主演の吉沢亮と、その母親を演じる大竹しのぶの演技が抜群だと評判だ。

「母子家庭で、お互いに憎まれ口を叩きあいながらも、なんだかんだで仲の良さを感じる空気感を2人が見事に演じていました。医者として患者の前に立つ姿と、母の前で息子として過ごす姿を見事に演じわけた吉沢。イケメンルックスが話題になっていた彼ですが、演技力も確かなものだとこのドラマで証明しました」（芸能記者）

実際にネット上では

《大竹しのぶも凄いが吉沢亮の演技もすごい…》
《吉沢亮ってこんな丁寧な演技するのね。目の使い方が素敵》
《吉沢亮こんな良い演技する俳優だったんですね》
《吉沢亮の目で全てを訴える演技凄すぎて 20代でこんな演技出る人吉沢亮しか知らん》

といった絶賛の声があがっている。

続いては、ドラマ『silent』（フジテレビ系）に出演している夏帆だ。

「演技が上手すぎてイラッとくる」

夏帆はドラマの3、4番手の役どころ。しかし、主演の川口春奈と『Snow Man』目黒蓮をくってしまっていると評判だ。

「手話だけで会話するろう者の女性を演じていますが、表情と仕草だけで完璧に心境を視聴者に伝えている。ドラマ放送中に〝夏帆の演技〟がトレンド入りすることもありました。下手すぎてトレンド入りした『君の花になる』（TBS系）の〝本田翼の演技〟と真逆の現象です」（同・記者）

最後は、『城塚翡翠』シリーズ（日本テレビ系）の主演・清原果耶だ。

自然な演技で話題を呼んだ吉沢と夏帆に対して、清原はデフォルメした演技で話題を呼んでいる。

「いつも、どこか暗く、影のある女性の役ばかりを演じていた清原。ドラマ序盤は、〝またこのパターンか…〟と視聴者の多くが思っていましたが、中盤で激変。本性を現し、コメディーちっくな女性に様変わりしました。演技が下手な人がすると興ざめするこの役を、清原は見事に演じきっています」（同）

視聴者も、清原にこんな演技の引き出しがあったことに驚いており、

《20歳であの演技できるのはやばすぎる》
《やっぱり果耶ちゃんの演技の振り幅は改めてすごい》
《果耶ちゃんの絶妙なぶりっ子の演技が上手すぎてイラッとくるのすごい》

と評判になっている。

良い作品に巡り合えば、俳優の評価もグッとあがるようだ。