ドラクエがホロライブ人気に便乗!? 兎田ぺこらを模したモンスターに疑問

ドラクエがホロライブ人気に便乗!? 兎田ぺこらを模したモンスターに疑問

ドラクエがホロライブ人気に便乗!? 兎田ぺこらを模したモンスターに疑問 (C)PIXTA

新作ゲーム『ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤』において、『ホロライブ』所属VTuber・兎田ぺこらをモチーフとしたモンスターが登場する模様。彼女のファンは大喜びしている一方、複雑な思いを抱く「ドラクエ」ファンもいるようだ。

大人気VTuberとの意外なコラボ

兎田ぺこらといえば、YouTubeチャンネル登録者数210万超えの大人気VTuber。同ゲームでは、そんな彼女をモチーフとした「ペコット」というオリジナルモンスターが登場するようだ。

後日、兎田ぺこらの配信内で公開されるプレゼントコードを入力することで、ペコットと冒険できるようになるという。

ペコットの全体的な見た目は、これまでのシリーズにも登場してきた「キラーマシン」に似ているが、うさ耳や人参など、彼女を象徴する要素が散りばめられている。

また「こんぺここんぺここんぺこー」といった兎田ぺこらのボイスも、ペコットの声として収録されているとのこと。

なお、『スクウェア・エニックス』に所属するゲームプロデューサー・藤本則義氏は、自身のツイッター上でペコット制作に至った経緯を説明。兎田ぺこらが2年半前から「ドラクエ」シリーズの魅力的な配信を行ってきたこと、そして独自企画でDQ35周年を祝ってくれたことに対して、《“感謝の気持ち”で生まれたのがペコットです》と語っている。

数多くの「ドラクエ」シリーズをプレイしてきた兎田ぺこらの“ドラクエ愛”が結実したコラボに、ファンたちは喜びを抑えきれないようだ。

「ドラクエ」自体のファンは否定的?

しかしその一方、VTuberをよく知らないであろう「ドラクエ」シリーズのファンからは疑問の声が…。

《えぇ…ドラクエトレジャーズ、本当に滅茶苦茶になっていってるな》《記念の公式配信にゲストで呼ぶとかならまだ分かるけど、コード入力限定とはいえゲーム内でやる事かこれ?》《ぺこらは嫌いじゃないけど、ドラクエに出てくるのは違う》《VTuberがドラクエに出演みたいなのまじできつすぎる》《ぺこらより俺の方が愛してるだろドラクエは》といった反発が起きている。

また、《ぺこーらは何も悪ないんやけど、特定配信者贔屓はどうなん?》と、特定の配信者と蜜月になることに疑問を呈する声も。たしかに「ドラクエ」ファンの配信者は数多く存在しており、それぞれに魅力的な配信を行っているため、不満を言いたくなる人もいるのかもしれない。

実際に、「スクウェア・エニックス」と「ホロライブ」のつながりは最近強まりつつある印象。戌神ころねが今年11月、自身の生誕を祝う記念配信を行ったのだが、「ドラクエ」シリーズの生みの親である堀井雄二氏がサプライズで登場していた。

いろいろな意味で話題を呼ぶ「ドラクエ」と「ホロライブ」のコラボ。ペコットが既存ファンを刈り取る“キラーマシン”にならないことを祈るばかりだ。

文=大上賢一

【画像】

paffy / PIXTA