『ドラクエウォーク』リアルイベントでトラブル多発! グッズ争奪のマラソン大会へ…

『ドラクエウォーク』リアルイベントでトラブル多発! グッズ争奪のマラソン大会へ…

『ドラクエウォーク』リアルイベントでトラブル多発! グッズ争奪のマラソン大会へ… (C)PIXTA

スマートフォン向けRPG『ドラゴンクエストウォーク』のリアルイベントが、12月3日から大阪の万博記念公園で開催された。イベント自体は大盛り上がりとなったものの、運営の想定を超える参加者数だったのか、会場では混乱が生じてしまった。

4万人超えの大盛況で問題続々

「ドラゴンクエストウォーク」は、モンスター討伐の冒険を自分の足で歩きながら楽しめるゲーム。今回話題を呼んだ「ドラゴンクエスト ウォーキング<WEST>」は、同ゲームと連動して行われた、初のリアルウォーキングイベントだ。

公園内に設置された全6カ所のスポットをめぐることで、イベント参加特典やゲーム内の特別称号を手に入れることが可能。ファンにとっては垂涎のイベントとなり、2日間合計で約4万人が参加するほど盛り上がった。

ところがプレイヤーが一極集中したせいか、イベントが始まると通信障害が頻発し、アプリがフリーズしてしまう人も。スタッフも不足していたのか、とくに初日の入場列は無法地帯で、横入りの被害報告が何件も上がっていた。

まともにイベントを楽しめなかった参加者からは、《ドラクエウォークイベント、クソでした!》《素人がイベントやるとこんなことになるって最悪の例》《クソみたいな広場のクソみたいな行列、クソみたいな電波輻輳で大幅に無駄な時間過ごしました》と、行き場のない不満の声が広がっている。

「ドラクエマラソン」と化した会場

実のところ、問題は他にも山積みだった。参加特典を得るためにめぐるスポットのうち2つは、公園内の日本庭園にあったのだが、初来園の人には入り口が分かりにくく、迷子が相次いでしまったのだ。

また17時までのイベントにもかかわらず、限定特典は2日とも13時で配布終了。グッズ販売は16時で打ち切られ、参加時間が遅い人ほど不利だった。

万博記念公園は広く、クリアには「120分~150分」かかるというのが公式の見解。確実に特典を得るにはダッシュが必須となり、《もはやウォークじゃなくドラクエダッシュ》《ドラクエウォークというよりマラソンってぐらいハードになりました》と、苦労を振り返る参加者も少なくない。

「ドラクエウォーク」はすでにリリースから3周年を迎えており、1,000万ダウンロードを超える人気コンテンツ。会場の大混雑は予想できた気もするが…。

2023年には第2回目のイベントが予定されているので、今回の反省を活かしてほしいものだ。

文=野木

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Koldunov / PIXTA