『紅白歌合戦』特別枠をめぐって事務所抗争に!? 出場者の格差でトラブルか…

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大みそかの風物詩『NHK紅白歌合戦』をめぐり、業界内外で〝特別枠〟に対する不満が渦巻いているという。

特別枠は2007年に創設されたもので、これまでにレディー・ガガや中森明菜、オースティン・マホーンとブルゾンちえみ with Bなどが出場。本出場と違い、主に話題性を加味した選考で、今年は松任谷由実と藤井風が選ばれている。

しかし現在、この枠に対し、業界内外で不満が噴出しているという。

「この枠は特別と銘打つだけあって、番組内でのパフォーマンスも、通常の歌手よりクローズアップされる。また、一気に発表される本出場と違い、小出しかつ後出しで発表されるため、世間の話題や注目も集めやすい傾向にあります。しかし、その選考基準は本出場より不明瞭で、各事務所は『ウチも特別枠で出してくれ』とご不満だらけなんですよ」(音楽事務所関係者)

このままでは、大物歌手を始め、続々ボイコットの流れも出てくるとの予想も…。

アミューズによるアミューズのための紅白

「不明瞭な選考なのに扱いに露骨な差があるとして、ここ数年、複数の歌手が『もう紅白には出たくない』と漏らしているのを聞きました。ただでさえ、目玉不足で見応えに欠けると言われていますが、このままではさらに小粒な出場者だけになっていくでしょう」(同・関係者)

紅白出場者に対しては、国民からも

《紅白で後出しジャンケンみたいに出場歌手が決まるの、なんなん? 特別枠じゃなきゃ歌わない!とか、そんなんが理由だったら、ちょっとプライド高すぎない?》
《藤井風、紅白出るらしいけど何で後から発表なのかね。去年もかなり特別感出してたけど、今年もそうなん? 何で? こうも特別扱いしてるの見せられると逆に印象悪くなるわ》
《去年はマツケンサンバとか、さだまさしとか寄せ集め後出しが酷かった》

など不満は多く、制度に関して再考の余地がありそうだ。

「印象論で『ジャニーズばかり』と揶揄される紅白ですが、実際はアミューズが支配するアミューズ歌合戦。司会の大泉洋を筆頭に、15回連続出場の『Perfume』、初出場の『IVE』、『Saucy Dog』、福山雅治、星野源と、とんでもない癒着が行われています。そして何を隠そう、特別枠こそが異常なまでのアミューズ接待枠。なんとこの枠、創設15年のうち『サザンオールスターズ』と桑田佳祐だけで4回も出ているのです。17年と18年に至っては『サザン』と桑田が別名義で連続出場していますし、『ここまでするなら普通に出せよ』というのが国民の本音でしょう」(同)

入試や入社でも〝特別枠〟は不明瞭な選考基準で、なぜ受かったか分からないような合格者が出るもの。これは、国民の受信料で運営するNHKも例外ではないようだ。

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