お笑いの未来はお先真っ暗!? 2022年に解散した天才コンビたち

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何かと競争が激しい芸能界。コロナ禍でさらに競争が加速したようで、2022年も多くの芸人がコンビとしての活動に幕を閉じた。特に話題になったメンバーを、順に振り返っていこう。

まずは、3月27日に解散したのが吉本興業の『ジソンシン』。『ダウンタウン』を輩出した養成所・NSC大阪校29期の下村啓太と酒井孝太からなるコンビだ。

2013年にコンビを結成した2人は、14年から18年にかけて『キングオブコント』に出場。また、『M-1グランプリ』でも15年以降、毎年出場を果たすなど、好調のように思えたが…。

「彼らの解散は、本当に突然でした。酒井はピン芸人として活動を継続し、下村は芸人を引退するとのこと。別々の道を歩むことが告げられましたが、自社所有のよしもと漫才劇場では、一大スターとも言える人気コンビだっただけに、ファンの間に衝撃が走りました」(芸能記者)

解散発表の温度が顕著に…

4月6日には、そこそこ売れていた女性コンビ『はなしょー』が解散を発表。ワタナベエンターテインメント所属の杵渕はなと山田しょうこは、共にスクール17期生だった。

リアリティーのある〝乙女コント〟を得意とし、17年には『女芸人No.1決定戦 THE W』の決勝に進出。20年には都内で開催された『ワタナベお笑いNo.1決定戦』で優勝を果たしていた。

解散時にはそれぞれがSNSでその旨を報告したのだが、あまりの温度差にファンがザワついた。

杵渕はツイッターに《ファンの方、お世話になった方々、はなしょーで恩返しする事が叶わなくなってしまい、本当にすみません》と投稿。今後については「これからは2人別々で芸人を続けていき」と、あくまで個々の活動は行うことを明かした。

一方の山田は《解散しました!! 今までありがとうございました!! 報告遅くなってごめんなさい!! 芸人はそれぞれ続けます!!》と最後まで芸人らしく明るくツイート。「そら解散するわ」と言いたくなる温度差を鮮明に見せつけていた。

最後は、8月27日をもって解散した吉本興業の清友とつーこのコンビ『ニゲルベ』だ。

「2人は2021年のM-1で、結成1年ながら準々決勝まで進出。清友はピンで『R-1グランプリ2022』準決勝まで行きましたし、将来が嘱望されるコンビでした。上り調子のところをわずか1年半で解散するのですから、余程なにか心境の変化があったのでしょう」(お笑いマニア)

現在、清友は吉本の企画ライブなどに出演しており、つーこも劇場ライブで活躍しているようだ。

現在テレビなどで活躍している芸人たちの中にも、もともとは同じコンビだったという例は多い。彼ら・彼女らのこれからの活躍に期待したいところだ。

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