藤井風の人気は世界基準だった! 米津玄師よりも注目を集めるワケ

米津玄師 

米津玄師 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

日本の音楽シーンを席巻する米津玄師だが、近年その座を脅かす存在として、同じくソロシンガーの藤井風が注目を浴びている。

音楽ストリーミングサービス『Spotify』が、2022年に海外で最も再生された日本の音楽ランキングを発表。

第1位に輝いたのが、藤井の1stアルバムに収録された『死ぬのがいいわ』だった。

この曲は、シングル曲でもなければMVもない、いわゆるアルバム曲の一つ。しかしSNSを通じてアジア圏で大バズりしたのをきっかけに、2022年7月以降、Spotifyバイラルチャートの74地域すべてにランクインしている。

また23の国と地域でランキング1位を獲得したほか、国内アーティストとして初めて月間リスナー数1000万人を突破したのだ。

藤井風の『紅白』特別枠にも納得?

「Spotifyにおいて、『死ぬのがいいわ』が最も再生された国と地域は、1位アメリカ合衆国、2位インド、3位日本。彼の人気が日本だけでなく、ワールドワイドに拡散されていることがよくわかります。

また海外の音楽データサイトによれば、Spotifyの月間リスナー数は、藤井が581位で米津が1015位。2人とも原点はYouTubeやニコニコ動画といった動画配信サービスでしたが、世界的に見れば、今や両者の間には大きな差が生まれつつあるようです」(音楽ライター)

藤井といえば昨年に引き続き、大みそかの『NHK紅白歌合戦』に特別枠で出場することが決定している。

さらに12月28日には特別番組『NHK MUSIC SPECIAL 藤井 風 いざ、世界へ』が放送されるなど、NHKからやたら手厚く扱われているとあって、ネット上では〝何らかの忖度があるように感じる〟と批判の声が相次ぐ事態に。

だが、藤井の世界的な人気をみれば、これまでの特別待遇も納得できるだろう。

しかし、藤井よりも世界で注目を集めている日本出身のアーティストがいるようだ。

「大阪出身のミュージシャン・Joji(ジョージ)です。彼は、米ビルボード・ソング・チャートで日本人として唯一ランク入り。

Spotifyの月間リスナー数に関しても、67位で米津の上を行く藤井の、さらに上を行く存在です。ただ日本国内での知名度はそこまで高くなく、一部の音楽ファンのみが注目しているだけです」(同・ライター)

世界で活躍する藤井が特別な待遇なのであれば、さらに上を行くJojiこそ、国内メディアが取り上げるべきだろう。

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