『silent』疑惑の大ヒットで新記録続々…フジテレビのゴリ押し大成功!

川口春奈 目黒蓮 

川口春奈 目黒蓮 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

かつて〝民放ゴールデンドラマ史上最低視聴率〟の汚名を歴史に刻んだ川口春奈が、その評価をV字回復させているという。

きっかけは、今期ドラマイチの話題作と各メディアで喧伝されている『silent』(フジテレビ系)だ。

「怪しいSNS工作のウワサもささやかれますが、同作は話題が話題を呼び、『マジ泣いちゃった~ぴえん』と女性必見の作品に。

SNSは毎週トレンドトップで、ドラマ内に出てきた場所の聖地巡礼をめぐり、暴走したファンが迷惑行為を繰り返すという負の話題まで上がっています」(芸能記者)

人気は数字にも出ているようで、TVer、FOD、GYAO!を合計した見逃し視聴回数は、歴代ドラマで最高となる記録を樹立。

見逃し配信自体がまだ生まれて間もないサービスで、今後塗り替えられる可能性は大きいが、それを差し引いても人気のほどがうかがえるだろう。

「川口は売出し中だった2013年、初のゴールデン主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)が、全話平均視聴率3.87%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と今世紀最低を記録。

直後に出演した映画の舞台挨拶では、この結果に号泣するなど、もはや女優生命は終わったと考えられていました。

それがこれだけの話題作に出たのですから、評価は〝マイナス〟から〝ゼロ〟へとリセットに成功したといえるでしょう」(芸能ジャーナリスト)

フジテレビのゴリ押しと話題に流される国民性

しかし一方、専門家の間では「silent」は過大評価に過ぎないとの声も大きい。

「ろう者の恋愛というフォーマットは全く斬新ではなく、95年の『愛していると言ってくれ』、04年の『オレンジデイズ』(ともにTBS系)などで散々使い古されてきたアイデアです」(テレビ局関係者)

そもそも、経営不振に喘ぐフジテレビが〝ドル箱〟に仕立て上げようと必死なだけとも…。

「『silent』はステマが酷いだけで、本当は人気なんてありません。現に、平均視聴率は7%台で、平均14%超でクールトップの『相棒21』(テレビ朝日系)の半分しかない。

平均12%の『ザ・トラベルナース』(同系)にも遠く及びませんし、同じジャニーズ所属の平野紫耀主演『クロサギ』(TBS系)にも負けています。

結局、ここの所ずっと人気コンテンツのなかったフジテレビが、『今だ!』とばかりにゴリ押ししているだけ。その証拠に『トークィーンズ』(同系)はわざわざ『silent』を語るだけのSP回まで放送しています」(ドラマジャーナリスト)

「なんだか話題だから見る」という軽薄な人がいなくならない限り、「silent」のような怪しいブームはこの世から無くならないのだろう。

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