King Gnuよりも大物? back numberの『紅白』特別出場に冷めた声

(C)Dutchmen Photography / Shutterstock

大みそかの『第73回NHK紅白歌合戦』に、3ピースバンド『back number』が特別枠で出場することが発表された。

このバンドは、女性用水着を着たボーカルの写真が流出したことで有名だが、ここ最近の紅白は特別枠を連発しているため、彼らの出場に冷めた意見が続出している。

「特別枠として過去に、桑田佳祐やレディー・ガガが出ていますが、back numberは肩を並べるほどのレベルなのか…。『凛として時雨』や『ゲスの極み乙女』と同じ頃に流行ったバンドで、特にレジェンドではありません」(音楽ジャーナリスト)

普通の歌手を〝特別〟と言って安売りする。この姿勢に国民はうんざりしているようだ。

「近年の特別枠の安売りには本当に呆れるし、特別感なんて全くない。これではまるで、一般会計に対して特別会計と謳っておきながら、いつの間にかそちらが予算の本丸と化して浪費に回った予算編成のようです」(メディアジャーナリスト)

ミエミエの特別枠に冷めた意見「大物でもない」

今回の発表では、当初、出場歌手に入っていなかったものの、粘り強い交渉で実現が実ったとのエピソードも紹介されている。

しかし、これも「予定調和」と厳しい意見が…。

「司会から歌手までアミューズばかり出演していることからも分かるように、NHKは〝自社への貢献度〟という要素を歌手選考のポイントにしている。特に朝ドラ主題歌の歌手なんかは、大甘で選ばれる傾向にあります。

back numberは放送中の朝ドラ『舞いあがれ!』の主題歌を手掛けていますし、いわばこんなの予想できたことで、サプライズにもなりやしない。

そもそも、大人気覇権バンド『King Gnu』を〝普通枠〟としてその他大勢と一緒に発表して、back numberが特別枠とは…。NHKにとってはback number>King Gnuなのか」(前出・ジャーナリスト)

ネット上にも

《特別枠の連発は紅白の威厳を更に落とす単なる話題作りにしか見えん》
《そろそろ方向転換して「年末だからこそ聴きたい」という歌手揃いの番組作りを考えてほしい》
《普通に考えれば、朝の連ドラの主題歌を歌う人気アーチストだったら、他のメンバーより先に計画されるはず》
《言っちゃ悪いが、彼らの人気や局への功績を考慮したとしても特別枠で呼ぶレベルか?とは思う》
《大物でもないのに特別枠にする必要ある?》

など、back numberの特別出場に冷めた声は多い。

変にハードルがあがったback numberも、ある意味被害者といえるだろう…。

【あわせて読みたい】