『M-1グランプリ』伝説の放送事故! 歴代最低50点、ネタ時間オーバー…

マヂカルラブリー 

マヂカルラブリー (C)まいじつ 

12月18日に、漫才師No.1を決める大会『M-1グランプリ』の決勝戦が開催される。

毎年〝M-1ドリーム〟を掴む芸人が輩出される一方で、よもや放送事故のような空気になるシーンも多々あるのはご存じだろうか…。

まずは、2021年大会で起きたお笑いコンビ『ハライチ』の時間オーバー事件。

敗者復活戦で「ハライチ」は、規定時間4分を約40秒オーバーしてネタを披露。

タイムオーバーを知らせる爆発の効果音が鳴ったのだが、ツッコミの澤部佑が「ボカーンじゃねえよ! うるせー! うるせーバカ!」と悪態をつき、結局オチまでやりきって、ルール違反なのに敗者復活が決定した。

さらに決勝ステージでは、敗者復活戦を上回る約5分35秒のネタを披露。いかに時間内におさめるか、日々試行錯誤している出場者を冒涜する行為ともいえ、ネット上で炎上した。

「『錦鯉』の優勝が発表された際も、司会・出場者たちが起立しながら拍手して祝福している中、ボケの岩井勇気は一緒になって拍手を少しした後に、司会席のテーブルに手をついてもたれかかっていました。

そうした終始舐めくさった態度は当然炎上。『M-1でハライチ嫌いになった』『胸クソ悪い』などと呆れる声があがっていました」(芸能ライター)

歴代最低50点をつけられた『スピードワゴン』

また、触れておかなければならないのが、2017年大会で初出場を果たした『マヂカルラブリー』だ。

漫才後、当時の審査員・上沼恵美子から「好みじゃない」「よう決勝残ったな」などと酷評された野田クリスタルは、どうにか笑いを起こそうと考えたのか、いきなり服を脱ぎ上半身裸になるという珍事件を起こした。

「スタジオの空気はこれ以上ない地獄で、『マヂラブ』の芸人生命は絶たれたかに思われました。野田自身、この行為が〝放送事故だった〟と反省しています。

しかし周知の通り、2020年にこの苦難を乗り越えて優勝。2017年で腐らずに、むしろ〝上沼に認めてもらおう〟との姿勢を見せたことが優勝に繋がったようです」(前出のライター)

そして、伝説の回と言っても過言ではない2002年大会は、審査員としてカリスマ落語家の故・立川談志さんが登場。

出場者に80点か70点の2択でしか採点しないという、常軌を逸した審査方法を採用していた。

そんな中、敗者復活戦で勝ち上がってきたノリノリの『スピードワゴン』に、50点という歴代最低得点をつけて会場を凍らせる。

感想を求められると、「うーん、悪かったな、悪かったよ。行っても60かな。ちょっと俺、下ネタ嫌いなんです」とバッサリ切り捨てたのだ。

下ネタといってもネタの一部で、女性の生理を取り上げたのみ。審査員たちレジェンドが独断で採点するのが大会の醍醐味ともいえるが、なんとも厳しい評価である。

今年はどんな波乱が待ち受けているだろうか…?

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