高橋一生主演作が海外ドラマを丸パクリ!? 物議を醸したドラマ&バラエティー

高橋一生 

高橋一生 (C)まいじつ

若者のテレビ離れが進む昨今。1年を通して壮絶な視聴率争奪戦が繰り広げられているバラエティー番組やドラマだが、2022年、戦略が裏目に出てしまった番組をいくつか取り上げていこう。

まずは、9月に打ち切りとなってしまった『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)。

同番組はかねてから『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系)に酷似しているとウワサのあった。5月19日に「ウラ撮れちゃいました」は、同じ月に「オモウマい店」で紹介されたばかりの店を紹介していた。

この日の「ウラ撮れちゃいました」のテーマは「ウルトラ級の行列店のウラ撮っちゃいました」。「カツカレージャンボトースト」を扱う千葉のカフェ、駄菓子の創作料理が有名な店などを紹介。この日ゲストの西島秀俊が出身の西八王子の店も取り上げた。

西八王子では、100円ラーメンを提供する飲食店のほか、JR西八王子駅から車で9分のところにあるという中華料理店をスタッフが訪問。ボリュームメニューにスタジオから驚きの声があがる一方で、最近「オモウマい店」でも紹介された店ではと話題になった。

「オモウマい店」5月10日放送分で、MCのヒロミはVTRで店主の顔を見るなり、顔を背けながら「内田じゃん!」と、自分の同級生だと告白。視聴者は「オモウマい店」のわずか10日後に同じ店が出てきたことにドン引きしたのだった。

『ザワつく! 金曜日』にもパクリ説?

続いては、長嶋一茂、高嶋ちさ子、石原良純が出演する『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)。

「番組は21年12月の放送で、東京・錦糸町駅構内にあるクレープ店の名物店員・木村かよさんを特集しました。彼女は声・喋り方・テンポの全てが、おじさんおばさん世代にとっての『ドラえもん』の声である大山のぶ代にそっくり。

以前からネットでは話題になっていたため、本人に取材を申し込み、プライベートなどにも密着していきました」(テレビ誌ライター)

木村さんはその後もたびたび登場し、22年7月15日の放送でも、番組で人生が大きく変わったと告白。しかしこの人物、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でも同じように密着されていたのだ。

「木村さんが『夜ふかし』に初登場したのは21年9月。その後も、2022年1月、5月、6月と、かなりの頻度で特集されています」(同・ライター)

「ザワつく!」をめぐっては、もうひとつの特集も「夜ふかし」のパクリが指摘された。

「『ザワつく!』はこの日、お店を1人で切り盛りする店主を特集。『オムライスならすぐできる』『ビーフカレーだと30分以上待ち』などと言われてしまうため、実質オムライスしか頼めないという新潟の洋食店を紹介しました。

しかし、この店も22年2月放送の『夜ふかし』で扱われているのです。1度の放送で2つも被ったとなれば、故意だと疑われても仕方ないでしょう」(前出・ライター)

高橋一生主演のドラマ『インビジブル』は海外ドラマの丸パクリ?

最後は、4月から6月にかけて放送された俳優・高橋一生主演のドラマ『インビジブル』(TBS系)。

同ドラマは、裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター〝インビジブル〟を名乗る女性・キリコ(柴咲コウ)が突如、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。

捜査一課から左遷された刑事・志村貴文(高橋)が、キリコのご指名で異色のバディを組むことになってしまうといった内容だ。

しかし、内容が海外ドラマの丸パクリだと指摘されたのだった。

「ネット上で『インビジブル』の〝元ネタ〟だと指摘されているのは、2013年から放送がスタートし、今も新シリーズが制作され続けているアメリカドラマ『THE BLACKLIST / ブラックリスト』。日本では動画配信サービス『Netflix』で視聴できますが、過去には普通に地上波でも放送されていました。

あらすじは、〝ずば抜けた知能の逃亡犯が突然FBIに自首。他の凶悪犯逮捕に協力すると言うが交渉に指名したのは新人女性分析官だった〟というもので、あらすじの時点で『インビジブル』そっくり。女性と男性が逆になっただけですね」(芸能記者)

「インビジブル」は公式サイトで〝前代未聞の犯罪エンターテインメント〟〝オリジナル脚本〟と大々的に銘打ち、柴咲も「原作のない作品で、オリジナルのキャラクターなので、スタッフの方と意見を交わしながら、どういうキャラクターなのか、1から構築していくのが大変でもあり楽しいです」とコメントしていた。

すでに終了している番組もあるが、同様の疑惑がこれ以上生まれないことを祈るばかりだ。

【あわせて読みたい】