漫才師の日本一を決める『M-1グランプリ2022』の決勝戦が12月18日に開催され、テレビ朝日系で生中継される。
11日には審査員7人が発表され、お笑いタレントの山田邦子が初就任。新旧お笑いファンからさまざまな声が飛び交っているが、彼女の就任には、島田紳助氏の後押しがあったのではないかとウワサされている。
今年は、例年審査員を務めていたオール巨人と上沼恵美子が勇退。2人の後任として選ばれたのが、5年ぶり審査員復帰の『博多華丸・大吉』博多大吉と山田だった。
🏆M-1グランプリ2022🏆
審査員はこちらの7名!#立川志らく#富澤たけし#礼二#博多大吉#塙宣之#松本人志#山田邦子
(50音順)👑決勝は12月18日(日)
📺午後6時34分から生放送!#M1 #M1グランプリ pic.twitter.com/ka7D10J86a— M-1グランプリ (@M1GRANDPRIX) December 11, 2022
「若い層には知名度のない山田邦子ですが、1980年代から90年代半ばにかけての活躍ぶりは、芸能界の歴史を振り返ってみてもトップクラス。
『右手をご覧ください。1番高いのが中指でございます』といったバスガイドネタで一世を風靡し、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)では担当コーナーも持っていました。
ピーク時には週14本のレギュラー番組に出演し、NHKの『好きなタレント調査』では88年から95年まで8年連続1位を獲得。その経歴を見れば、M-1審査員抜擢も頷けるでしょう」(芸能ライター)
島田紳助氏の推薦説が濃厚?
そもそもM-1は「漫才に恩返しをしたい」と島田氏が希望し、創設された漫才コンテスト。その島田氏と山田は「オレたちひょうきん族」でともに番組を盛り上げた間柄であり、彼女はブログで〝紳助〟と呼び捨てにするなど、仲の良さも読み取れる。
「バラエティー界で一時代を築いた彼女ですが、2007年にテレビ番組『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』(テレビ朝日系)の収録がきっかけで〝乳がん〟が発覚。
その経験からがんに対する知識と理解を呼びかけるチャリティー団体を設立し、2008年には自らの体験をまとめた『大丈夫だよ、がんばろう!』を出版しています。
そういった背景もあって、テレビなどで見かける機会が少なくなったものの、2016年に放送されたお笑い特番『ネプ&ローラの爆笑まとめ!2016』(TBS系)では伝説のバスガイドネタを披露。
その腕前は全盛期の頃から全く衰えておらず、スタジオには爆笑の渦が巻き起こりました。
そんな彼女の実力を認めているからこそ、紳助さんもM-1の審査員として後押ししたのかもしれませんね」(同・ライター)
M-1では、審査員も視聴者から厳しい審査を受ける立場にある。山田の審査とコメントが楽しみだ。