「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その1~

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年末恒例『ジャンボ宝くじ』の当選発表が近づいてきた。東京都の有楽町にある『西銀座チャンスセンター』など、“実績”のある宝くじ売り場に並んだ誰もが「このなかのひとりくらいは億万長者になるのだから自分にもチャンスがある」と思って長時間を費やすのだが、実際には売り出し期間中にそこに並んだすべての列の中のひとりくらいにしか当たらないのが現実だ。宝くじの購入者が億万長者になるのは、まさに“億の細道”。それくらい高額当選の可能性は低い。

「今回のジャンボ宝くじは最高当選金額が、前後賞入れて10億円ですが、期待値を計算すると100円購入して戻ってくるのは45円程度の還付金にすぎません。つまり半分以上が広告宣伝費や事務経費を差し引いて地方自治体などの収益になっています。実は宝くじの“テラ銭”はほかのギャンブルと比較してもかなり高いのです。闇賭博を開帳するヤクザもたじろぐ、国家による“悪質錬金術”といえるのです」(ギャンブルライター)

“テラ銭”とは古来『寺銭』とする、いわゆるギャンブルなどにおいて主催者に支払う参加料のこと。ギャンブルの主催者(宝くじの場合は国)はこのテラ銭を徴収して運営を行っており、主催者側が提供する場所や人件費もこれに含まれる。

 

圧倒的に高い宝くじの「テラ銭」

「一般的なギャンブルのテラ銭、すなわち参加料を列挙すると、オートレースが30%、競馬・競輪・競艇は25%、パチンコが10~15%。そして、宝くじは55%なのです。宝くじはほとんどボッタクリといえるでしょう」(同・ライター)

テラ銭はギャンブルによってさまざまな呼称がある。馬券は『控除率』、パチンコは『営業割』、宝くじの場合は『配当率』だ。

宝くじの収益分配はある程度公表されているが、それによると収益金の15%は事務組織であるみずほ銀行(みずほフィナンシャルグループ)の取り分になり、約40%は正体の知れない公益事業に使われている。多くの宝くじファンは、「どうせ当たらないが、公益事業という公益性につながるのなら寄付したと思って」と善意の意識を抱くが、そこが狙われているのである。

その2に続く)

 

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【特集:「宝くじ」という名のボッタくりシステム】

#1「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その1~

#2「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その2~

#3「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その3~

#4「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その4~

#5「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その5~

#6「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その6~

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