「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その6~

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その5からの続き)

宝くじ再委託業者の関係者が言う。

「かつては路上店で年収1,000万円を確保しているという業者もいましたが、路上店はジャンボの売れ行きが悪い上、端末が使えないので年収が200万、300万円に落ち込み廃業したケースもあります。売り場が飽和状態となってきた現在では、各業者が新設される大型商業施設への出店を狙ってしのぎを削っています。確かに薄利多売ですが、マーケティングさえ間違えなければ、そこそこの利益は見込めるので続けられるのです」

薄利多売ならば再委託業者は、宝くじ販売以外でもうけているのかといえば、60社はすべて宝くじ専業だ。60社の平均傘下店舗は1~5店舗。頭ひとつ抜け出た1位の日本ハーデスだけが我が世の春を謳歌しているという。

日本ハーデスの優位性を見るとびっくりだ。再委託業者の優劣を決めるのは、宝くじ1枚から得られる利益は同じ数字だから、いかにいい出店場所を得るかに尽きる。大規模商業施設などへの出店に関してのジャッジを行うのは、みずほ銀行だ。

「直径1キロメートル内に既存売り場があれば、同士討ちは避けるという意味で出店しないという決まりがある。それに則って年4回の申請時期に『ここに出店計画がある』とみずほ銀行に申請するのですが、『市場環境が変わった』とか難癖を付けて許可を出さないことが多いのです。そのくせ日本ハーデスに対しては、300メートル内に既存店舗があっても許可が下りてしまう」(同・関係者)

 

戦略的に1等が出た売り場を操作

大型商業施設に出店しようと試みても、出店情報をみずほ銀行経由でいち早くつかんでいる日本ハーデスに決まることも多い。だから『チャンスセンター』だらけとなるわけだ。

「大手業者は、ワンユニット30億円分のジャンボなどをツーユニットという単位で買い付けます。その業者がどこの売り場に、どれだけ持って行こうが、その裁量は任されている。宝くじ券の番号は、確実にデータ保存されているので、どこの売り場で、1等が出たかは分ります。1等が出た売り場は、それを宣伝することによって人気が出て販売量も伸びるから売り上げも上がります。そこで戦略的に1等の出た売り場を操作するのです。例えば地方で出たのに都心の売り場で出たようにする。みずほ銀行が関与している問題ではありませんが、一般業者のように縛りがきつくなく、販売箇所も販売量も多いハーデスなら何とでもなる。チャンスセンターの宣伝を真に受けてはいけません」(同・関係者)

当たり売り場だからと、長時間を無為に過ごす行列に加わり、当たらない宝くじを買うのがいかにバカらしいことか……。

(了)

 

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【特集:「宝くじ」という名のボッタくりシステム】

#1「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その1~

#2「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その2~

#3「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その3~

#4「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その4~

#5「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その5~

#6「宝くじ」という名のボッタくりシステム ~その6~

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