第二のサンドウィッチマンは生まれない?『M-1』敗者復活戦が人気投票に…

サンドウィッチマン 

サンドウィッチマン (C)まいじつ 

『ウエストランド』の優勝で幕を閉じた、12月18日開催の『M-1グランプリ2022』。

昨年2位だった『オズワルド』は敗者復活戦を経て決勝戦に進出するも、10位中7位という成績だった。だが、この敗者復活戦が今年も物議を醸している。

視聴者投票で決定する敗者復活戦で、3位の『ミキ』が35万票、2位の『令和ロマン』が約36万票という接戦のなか、1位のオズワルドはぶっちぎりの約48万票を獲得。

決勝ステージに向かう道すがら、ボケ・畠中悠は「自分らが主人公だ」と思ったそうだが、本戦序盤で敗退が決定し、ツッコミ・伊藤俊介は「脇役オブ脇役でした」と自虐して振り返っている。

リニューアル前の敗者復活戦の投票システムは、真冬の大井競馬場までわざわざ見に来たガチのお笑いファンが、会場に掲示された専用コードを入力しないと投票権を得られないというシステムが採用されていた。

今は「サンドウィッチマン」が復活できない?

「昔のM-1敗者復活戦は公平に審査され、当時無名だった『サンドウィッチマン』や『オードリー』が勝ち上がってきたわけです。

しかし、リニューアル後の2015年以降は、ネットで誰でも投票できるように。ネタを見なくても『このコンビ知ってるから』という安易な理由で投票できるようになり、『和牛』『ミキ』『ハライチ』などが勝ち上がるという、ただの〝知名度票〟に成り果てました」(芸能ライター)

そのため、ネット上では〝敗者復活戦の2位が実質の1位〟との見方も広がっているようで…。

「今大会でいうと、勝ち上がるべきは『令和ロマン』でしたね。実際、M-1公式YouTubeにアップされた敗者復活戦のネタ動画の再生数は、20日16時の時点で『オズワルド』の40万回を超す52万回を記録。

コメント欄では『一般的には無名なのに面白さだけで客の心掴んで2位になったの本当にすごい…』『初めての準決勝でそこまで知名度もなかったのにミキ抑えて2位食い込むのまじで凄い』などと称える声が続出しています。

この現象はほぼ毎年起きており、『プラス・マイナス』『金属バット』などの実力派も敗者復活戦で、人気者に負けての2位で涙をのんできました」(芸能ライター)

昨今の芸能界で「サンドウィッチマン」や「オードリー」の活躍は目をみはるものがある。

人気者しか勝ち上がれないシステムを見直してほしいものだ。

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