『紅白歌合戦』コンドームを巻き付けて熱唱…トンデモ衣装に騒然

本木雅弘 

本木雅弘  (C)まいじつ 

年に一度の国民的行事『紅白歌合戦』(NHK)。多くの注目が集まるが、そんな大舞台でやらかしてしまった人は数知れず…。

コンプライアンスが厳しくなる前は、特にハチャメチャなことが起こっていた。数ある放送事故の中から、いくつかをピックアップして紹介しよう。

まずは、85年の第36回大会で、歌手の吉川晃司が起こした事件。

当時20歳の吉川は、白組トップバッターとして「にくまれそうなNEWフェイス」を披露した。

このステージでは、なんと吉川がシャンパンをそこら中にぶちまけ、ギターを叩き壊して破壊。挙句の果てに、そのギターにオイルをかけて火をつけたのだ。

これだけでも大事件だが、ステージがオイルやらシャンパンで荒れてしまったせいか、次に出てきた『シブがき隊』布川敏和が転倒するハプニングにも見舞われた。

2022年12月に情報番組『あさイチ』(NHK)に出演した吉川は、この件を振り返りながら反省。「大間違いもいっぱいありましたけれども、いたって本人は真剣に考えていました」「すいませんでした、本当…」とコメントしている。

「もう二度と呼ばれることもないだろう」

続いては、1992年の第43回大会に初出場した本木雅弘が起こした事件。

井上陽水の楽曲『東へ西へ』のカバーを披露した元木。しかしこの時、首の周りにコンドームに白い液体を入れたようなものをいくつもまきつけるというトンデモ衣装で登場し、視聴者を騒然とさせたのだ。

これについて本木は2018年の『ほぼ日刊イトイ新聞』で、「当時は、ああいう身投げ行為みたいな感じ… 何て言ったらいいのか、『もう二度と呼ばれることもないだろうから、変わったことやって帰ろうぜ』って」と回想。

インタビュー内では自らはっきりと「コンドーム」であることを明言していることから、話題性を狙った演出だったといえる。

今の時代であれば、ネットで大炎上間違いなしの大事故。

しかも、まだ20歳そこそこの若手がやらかしたとなると、世間の目は相当に厳しいだろう。

昔が寛容すぎたのか、今が厳しすぎるのか…。

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