マクドナルド“1年で200円”値上げ…利用者から悲鳴と失望の声が続々

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大手ハンバーガーチェーン・マクドナルドの定番商品である、チキンマックナゲットの値上げに失望の声が広がっている。

同社は例年、クリスマス期間に限り、ナゲット30ピースパックを販売。通常15ピースで販売しているパックを、チキン需要に合わせて2パックセットにした特別商品だ。

今年も12月19日から25日の期間限定で、14時以降に限り、ナゲット30ピースが950円で販売されている。これは通常価格より230円も安い。

しかし、マクドナルドのファンからは、お得なはずのパックに失望が寄せられている。なんと、同商品の昨年の販売価格は750円で、1年で200円もの値上がりになったのだ。

「マックはナゲット15ピースを590円で販売しているのですが、これはあくまで定価。定期的かつ頻繁に390円セールをしており、ほとんどの人はこの時に購入します。

しかしこのセール、今年11月に、突如490円に値上げ。十円単位ではない大幅な価格アップに、利用者からは残念がる声が相次ぎました」(ファストフードアナリスト)

デフレ脱却へ向けた“いい値上げ”との見方も

今回の30ピース値上げも、この値上げに伴う価格改定であることは間違いないだろう。しかし、ネット上には

《去年も一昨年も食ったが、200円も上がった今年はなんだかなぁ》
《まだ気付かないのか マック高過ぎだぞ》
《750円から200円も値上げしたら誰も興味なくすわ》
《950円なら自分で唐揚げ仕込むかなぁ…》
《去年は750円だったのに客を舐めてんだろ》

など、怒りや失望の声が噴出している。

「政府はこの10年、円安誘導と物価上昇の後に賃金上昇を引き起こす、アベノミクスなる経済政策を進めてきました。

マックの値上げはこの流れに沿ったもので、ゆくゆくは賃上げをもたらす〝良い値上げ〟に他なりません。

そもそも、昨今は原材料費高騰や円安であらゆるコストが上がっていますから、値上げはやむを得ないこと。

こうやって文句を付ける人ばかりだから、いつまでもデフレから脱却できないんですよ」(経済評論家)

日本人は数百円のナゲットに文句を言うほど貧困化してしまったのか…。

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