『Dr.コトー』の聖地巡礼でトラブル!? 迷惑行為が横行する場所も…

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俳優・吉岡秀隆が主演を務めた名作ドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ系)の劇場版が、12月16日に公開された。

映画は興行収入も評判もいいようだが、同作を巡る〝聖地巡礼〟で、なにやらトラブルが巻き起こっているようだ。

「Dr.コトー診療所」は2003年7月から9月にかけて連続ドラマとして第1期がスタート。2004年1月にスペシャルドラマ、2006年10月から12月にかけて第2期が放送された。

16年ぶりの物語となる劇場版が公開されるや、ファンがこぞって映画館に足を運んだ。17、18日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、2日間で動員約23万5000人、興行収入約3億2000万円を記録し、好調な滑り出しを見せている。

そんな中、撮影地となった与那国島を〝聖地巡礼〟してきたというファンが現れ、現地の様子を報告し、話題になっている。

映画のロケ地を散策できるとはファンにとっては羨ましい限りだが、一方で、現地ではトラブルも起きているという。

『SLAM DUNK』ファンのマナー違反も…

「今や聖地巡礼はファンの定番行事になっており、『Dr.コトー診療所』のロケ地となった与那国島も例外ではありません。与那国島は、東京から約1900キロ、沖縄本島・那覇からも約500キロ以上離れている日本最西端の地です。観光地化された宮古島や石垣島と比較すると容易に行くことはできません。

しかし、〝行ってしまえばなんとかなる〟とばかりに、宿泊の予約をせずに訪れるファンも少なくなく、現地で食や布団にありつけず途方に暮れる人が相次いでいます。

現地ではコロナ禍で宿泊施設が休業しており、無計画で足を運ぶと最悪、野宿を覚悟しないといけなくなりますよ」(旅行ジャーナリスト)

こういった問題は何も同作に留まらない。最近映画化された大人気作品『SLAM DUNK』のファンの中にも、マナーを守らない人が一定数いるようだ。

「『SLAM DUNK』の聖地は神奈川県の鎌倉市周辺。特に、江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅前の風景は、アニメ版のオープニングにも登場しています。

このあたりはもともと観光スポットが密集していますが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されたことによって、さらにファンが訪れており、さらに混雑を招いているようですね。

歩道で写真を撮るだけならいいのですが、車道に長時間滞在して撮影するなどの迷惑行為が目立っており、近隣住民からのクレームが殺到。聖地巡礼に熱心になるがあまり、彼ら自身がファンの民度を下げてしまっています」(エンタメ誌記者)

有名な作品の聖地を見てみたいという気持ちは理解できるが、くれぐれもマナーを守って足を運んでほしい。

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