ドミノ・ピザ再び炎上! クリスマスに大幅遅延「3時間前の注文まだ来ない…」

(C)Yalcin Sonat / Shutterstock

世界で1万8000以上の店舗を展開している宅配ピザチェーンのドミノ・ピザ。国内No.1シェアを誇るが、かきいれ時のクリスマスに、ピザの大遅延を引き起こしてしまったようだ。

ドミノ・ピザは12月24日の0時に、ツイッターでピザの宣伝を投稿。ピザの絵文字で作ったクリスマスツリーとともに、《当日の注文も間に合います…! まだ! 間に合います…!》とピザの注文を促していた。

ところが実際は、予約注文をしても3時間以上の宅配遅延が発生したり、ドミノ・ピザの店舗前に長蛇の列ができたりと、現場はパンク状態だったという。

「ドミノは、12月中旬からピザのPRを打ち出していました。24日は混雑が予想されると発表していますが、25日は穴場と断言。アプリを利用すれば50%オフで注文できることや、事前予約・決済をすすめるなど、抜かりなく準備してきたのですが…。

その努力も虚しく当日はピザの焼き上げが間に合わない、キャンセルしたくてもできない、電話もつながらないといった悲惨な状態が続いたようです。一方でピザハットやピザーラなどのチェーン店は滞りなく配達しており、ドミノの評判だけがガタ落ちしていました」(時事ライター)

スタッフや利用者よりも売り上げ大好き!?

ピザの大遅延により、楽しいクリスマスパーティーを台無しにされた人も多い。当日のSNSには、

《時間指定予約しても間に合ってない。オーダー管理の方法を根本的に見直してほしい》
《ピザ作ってるバイト君が「優先オーダー消えてる! ヤバい!」って叫んでたから、予約システムそのものがダメなんだろうな》
《3時間前の注文まだ来ないです、どうすればいいでしょうか?》
《とりあえずドミノ公式は全力で謝罪すべき。お客さんの貴重なクリスマスを台無しにしてるんだから》
《さばけないなら、予約引き受けないでほしい…》

など怒りのコメントが噴出していた。

「ピザの大幅遅延は、今回に限った話ではありません。つい1カ月ほど前に開催されたサッカーワールドカップ・カタール大会でもドミノは同じような失態をやらかしています。

宅配が遅れた一番の要因は、AIによって管理されているオーダーシステム。同社で働いているスタッフによると、配達時間はAIが管理しており、店舗側からは操作ができないそうです。

さらにドミノは、朝4時からキックオフの日本対スペイン戦で、〝絶対リアルタイムで応援したいファンを、アツアツのおいしいピザで全力サポート〟するため、営業時間を29時(朝5時ラストオーダー)まで延長。現場のスタッフを顧みない方針に批判が殺到しました」(同・ライター)

どんなことよりも売り上げを優先させるドミノ・ピザは、一度現場の声に耳を傾けるべきだろう。

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