『紅白歌合戦』歌唱後にアイドル複数人が倒れる…生放送で凍り付いたハプニング

欅坂46 

欅坂46 (C)まいじつ

大みそかの恒例番組として、毎年生放送されている長寿大型音楽特番『NHK紅白歌合戦』。長丁場のうえ生放送という性質上、〝ハプニング〟がつきものだ。今回は「紅白」で過去に起こった放送事故をいくつかご紹介しよう。

最初に紹介するハプニングは、1974年に放送された「第25回NHK紅白歌合戦」でのこと。

同回は歌謡界の大御所・森進一が初の大トリに決まり、29枚目のシングル『襟裳岬』を披露した。

大トリで失敗が許されない大事な場面だが、森は〝ある部分〟を全開にしたままでステージへ。それは彼の〝社会の窓〟だ。

当時、白組司会を務めた山川静夫氏も驚いたことを後に語っている。

社会の窓を全開にして、大トリに挑む森。流石に途中で気が付いたようで、さりげなくチャックを閉めていたが、そのシーンはバッチリ放送されていた。

新星アイドルから大御所演歌歌手にも…

2017年放送の第68回には、結成から約2年のアイドルグループ『欅坂46』が登場。

2年連続2回目の出場となった彼女たちは、4枚目シングル『不協和音』を、総合司会の『ウッチャンナンチャン』内村光良とコラボして披露することに。

ダンスに定評がある「欅坂46」なだけあり、ステージパフォーマンスも激しかった。

しかし当時、人気の高さから激務が続いていたことが影響したのか、パフォーマンス終了間際にメンバーに異変が生じた。

まずはメンバーの鈴本美愉が後ろに倒れそうになり、咄嗟に渡辺梨加が支えた。しかも歌唱後には平手友梨奈もステージで崩れ落ち、志田愛佳も倒れ込んでしまう…。

3人はメンバーに抱えられながら退場したが、過呼吸のような状態になっていたのだ。

1992年放送の第43回では、演歌界の女帝・小林幸子は〝衣装〟に関するハプニングが起こった。

舞台装置並みに派手な豪華衣装の小林がステージへ。この年は電飾付きの衣装のようだったが、故障のせいか約3分の2の電飾が点灯しないアクシデントに見舞われてしまったのだ。

どれだけ入念に準備していてもハプニングは免れられない。それも踏まえて「紅白」の良さなのだろう。

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