BiSH解散で事務所が大ピンチ? アイドルとファンの“WACK離れ”が加速

(C)anythings / Shutterstock 

アイドルグループ『BiSH』が、2023年6月29日に解散する。

彼女らが所属する音楽プロダクション『WACK』には、BiSH以外にも多くのアーティストが在籍しているが、2022年を節目に解散や活動終了が後を絶たず、大ピンチを迎えているようだ。

12月22日、BiSHは東京・国立代々木競技場でワンマンライブを開催。メンバーのセントチヒロ・チッチは、6月の東京ドームライブをもって解散すると報告。

活動を終了することに寂しさを滲ませながらも、「一番良い場所で解散できる」と喜びをあらわにしていた。

「BiSHが解散すると発表したのは、1年以上前の21年12月のこと。解散までに12カ月連続CDリリースやBiSH主催のフェス開催などをファンに約束し、解散日を明らかにしないまま1年間活動してきました。

そんな彼女らが最後のステージに選んだ場所は東京ドーム。BiSHにとってドーム公演は、結成当初からの目標です。それだけにファンの喜びもひとしおだったのでしょう。ドーム公演が発表された際には、会場が大歓声に包まれていました」(アイドルライター)

とはいえ、BiSHが所属するWACKの幸先はあまり良くない。

10月に次世代アイドル育成プロジェクト『WAgg』が活動を終了しており、メンバー全員がWACKとの契約を打ち切っている。

そして2019年に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画から誕生し、『安田大サーカス』クロちゃんがアドバイザー務めるアイドルグループ『豆柴の大群』も、11月25日にメンバーのカエデフェニックスが脱退・退所を発表している。

さらにWACKの不運はまだまだ続く。BiSHと同じプロデューサーが結成した『BiS』も、12月16日にメンバーのイトー・ムセンシティ部とネオ・トゥリーズの脱退を報告したのだ。

新グループ『都内某所』誕生も冷めた声

そんな中、12月21日に放送された「水曜日のダウンタウン」では、「豆柴の大群」に引き続き、新たなアイドルグループ『都内某所』が誕生する運びに。

もともとはクロちゃんの恋愛企画だったのだが、裏テーマとしてWACKが絡んだ企画だと判明。

視聴者からは、《アイドルオーディションと分かった時点で一気に冷めたわ》と、企画そのものに疑問の声が噴出していた。

そんな「都内某所」のデビューシングル『クッキー』のミュージックビデオは、YouTubeで公開されてから2週間ほどで220万回以上再生されている。

まずまずの出だしといえそうだが、メンバーのリチが、企画でクロちゃんとの恋を実らせたため、脱退を表明。これが吉と出るか凶と出るか…。

BiSH解散を前に、次々とネガティブな知らせが報告されているWACK。過去には代表取締役・渡辺淳之介氏と、元『ZOC』巫まろの不倫も報じられ、もはや内情はズタボロといったところだ。

果たして立て直す術は残されているのだろうか…。

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