ゲーム会社「レベルファイブ」はもうオワコン? 相次ぐ批判に「社長交代」望む声も…

ゲーム会社「レベルファイブ」はもうオワコン? 相次ぐ批判に「社長交代」望む声も…

ゲーム会社「レベルファイブ」はもうオワコン? 相次ぐ批判に「社長交代」望む声も… (C)PIXTA

全世界累計出荷1,700万本以上を誇る『レイトン』シリーズに、社会現象となった『妖怪ウォッチ』、そして一部の女性たちに大人気の『イナズマイレブン』…。ここ10数年の間、ゲーム会社『レベルファイブ』は数多のヒット作を生んできた。だが、最近ではその勢いに陰りが見えているようだ。

相次ぐ延期と中止

たとえば同社が2011年に発売したPSPソフト『ダンボール戦機』は、同年にアニメ放送やプラモデルの発売など多彩なメディアミックスを展開。中でもプラモデルは今もなお新作が発売されるなど、根強い人気を誇っている。

しかしゲームとしては、2013年発売の3DSソフト『ダンボール戦機ウォーズ』を最後に、今日に至るまで新作が出ていない。

また人気サッカーゲーム『イナズマイレブン』は、発売の延期を重ね続けている。「レベルファイブ」がシリーズ最新作『イナズマイレブン アレスの天秤』を発表したのは、2016年のこと。もともと2018年に発売される予定だったが、タイトルを『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』に改題し延期された。

さらにその4年後の2022年、またもやタイトルを『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』へ変更するとのアナウンスが。つまり新作発表から7年も延期されている計算になる。ちなみに具体的な発売日の目途は立っていないが、同社としては2023年の発売を目指しているとのことだ。

しかし、延期よりも酷い憂き目に遭ったのが「レイトン」シリーズ。「レベルファイブ」は2013年にシリーズ7作目となる新作を発表し、2015年にはゲーム内容を紹介するなどの動きも見せていた。…にもかかわらず2018年には何のアナウンスもないまま、開発中止とともに公式サイトが消されてしまう。

「レベルファイブ」の打開策と今後は…

ここまで紹介してきたタイトル以外にも、同社は話題に事欠かない。2021年に配信されたアプリ『二ノ国:Cross Worlds』では、「個人情報を収集する」というアプリ利用規約に批判が集まり、結局誤解を解くためにプライバシーポリシー改定を行うことになった。

他方で『妖怪ウォッチ』のゲームシリーズは、従来の“日常”ものから“ホラーもの”へと180度方向転換したことで、ファンの不評を買ってしまう事態に。つまり新作を出すたびに、何かと騒動が巻き起こっている。

同社の作品制作は社長・日野晃博によるワンマン体制と言われており、そのこだわりの強さによってヒット作を量産してきた。しかし結果として人気タイトルが短命に終わっているという見方もあり、SNS上では《いい加減、社長を変えないとずっとこのままじゃないのか》などと意見する人もいるようだ。

「レベルファイブ」はどうすればこの現状を打開できるのか。2023年に発売を目指している「イナイレ」新作に、今後がかかっていると言っても過言ではないだろう。

文=「まいじつエンタ」編集部

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