
sugiworks / PIXTA(ピクスタ)
2016年に公開され、世界的な大ヒットを記録した、新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』が1月3日にテレビ朝日系列で地上波テレビで初めて放送された。
劇場公開を見逃したファンも多く、放送直後は「感動した!」、「面白かった!」など好意的な声が多く見られたが、エンディングや声優陣に関する苦言も多く見られ、賛否両論が起きた。
新海誠監督らしからぬ幕引きに苦言を呈する声も
新海誠監督が過去に手掛けた長編アニメーション映画は、バッドエンドや、謎が解けずに曖昧なまま終わるケースが多かったものの、今回放送された『君の名は。』は、ハッピーエンドの物語だ。
新海誠監督の作品をはじめて見た視聴者にとってはいいエンディングだったかもしれないが、過去の作品を知るファンからは《バッドエンドマスター新海誠がグッドエンドの物語を作るとは思わなかった。まさかのエンディング》、《君の名は。は新海誠作品史上最高の出来上がりなんだろうけどエンディングだけは何かしっくり来ないんだよ》といった投稿がインターネット上にされ、物語の幕引きが新海監督らしくないと感じた視聴者も多かったようだ。
声優陣の起用に異議を唱えるファンも
エンディング以上に、ファンの意見が割れたのが声優のラインナップだ。『君の名は。』には、主人公の声を担当した神木隆之介や、上白石萌音、市原悦子など、多数の俳優が声優として参加している。
《神木くんの演技、よかったよね。私の中で声優やっていい唯一の俳優》と、神木の演技を評価する投稿が多く見られた一方で、《あと、神木くんを否定する訳では無いんだけど…やっぱりアニメーションの吹き替えは声優さんにお願いしたい》、《神木くんがダメとかじゃないけど、普通に声優でよかったかもね》など、声優ではなく俳優を積極的に起用する昨今のアニメーション映画の状況に苦言を呈する意見も多く見られた。
賛否両論こそあるものの、多くのファンが地上波初放送を待ち焦がれていたからこそ、さまざまな意見が見られたというのは事実だ。『君の名は。』は、近年稀に見る名作アニメーション映画であることは間違いないだろう。
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