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2017年に日本損害保険協会が発表した自動車盗難事故実態調査において、自動車本体の盗数ワースト4車種はプリウス、ハイエース、ランドクルーザー、アクアだった。この順位は3年連続で変動がないという。
「ハイエースは、壊れにくく多人数が乗れることによって世界各国で人気があるため、世界的な窃盗団に狙われて2007年から7年連続で盗難車ワースト1位でした。ランクルも頑丈で人気が高く、ずっとワースト上位にあります。最近はこの2種を抑えてプリウスが急上昇してトップになっています」(夕刊紙記者)
これらワースト4車種で全体の52.3%を占めており、特定車種に盗難被害が集中しているそうだが、それにしてもなぜプリウスが最も狙われやすいのだろうか。
「東南アジアや中国では高級車として人気が高いのが要因のひとつに挙げられます。パーツのニーズが高く、特にバッテリーが高額なので狙われやすいのです。海外で修理しなければならなくなったときに、部品が高いので、部品がよく売れるらしいのです」(同・記者)
盗難を防ぐためには…
盗品のニーズの高さのほかに、“盗みやすさ”も要因だという。
「プリウスは走行音が静かなので、盗み出す際に犯行がバレにくい。しかも静かなのでその車を二次犯罪にも使いやすいといいます」(同・記者)
窃盗を防ぐための新しい技術が開発されると、窃盗団がまたその技術を破る。こういう、いたちごっこが続いているようだが、日本損害保険協会によると、愛車を守るためには、次のような防衛策を複数講じることが重要だという。
- イモビライザーの装着
- バー式ハンドルロック
- 警報装置
- 盗難防止ネジ等の盗難防止機器の活用
- 防犯設備が充実した駐車場の利用
- ドアロックを徹底し、鍵を車室内に放置しない
- 貴重品等は車内放置しない
今回挙がった4車種のユーザーは、特に気をつけたほうがいいだろう。
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